「飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲」を観てきました。
ストーリーは、
若者たちが人間の皮をかぶった大男に惨殺された事件から1時間後、狂気に満ちた猟奇殺人一家を村人たちが皆殺しにする。20年後、心当たりのない財産を相続することになったヘザー (アレクサンドラ・ダダリオ)は自身の出生の秘密を探るため、友人たちと共にテキサスの田舎町へ向かう。相続する大邸宅にはしゃぐ一行だったが、そこには恐るべき殺人鬼が潜んでいた。
というお話です。

実は、前作の「悪魔のいけにえ」を観ていません。だから、解るかなぁって思ったのですが、問題なく理解が出来ました。帰ってきてから、前作の話を読んでみたのですが、なんか、1作目と今回の2作目の話が、ある程度は繋がっているけど、無理やりの部分も多いみたいですね。前作に思い入れがあると、新作は、ちょっと納得出来ないところもあるのかも。
ヘザーという女の子が、ある日突然、莫大な遺産があると言われ、自分が養子だったことを知ります。実は、ヘザーは、連続殺人犯一家ソーヤー家の生き残りで、その財産をすべて引き継ぐことになったんです。ま、このあたりで、殺人一家の財産って何なの~?!って思うでしょ。お屋敷もお金もあるんだけど、もちろん、恐ろしい遺産も残っているのよねぇ。
まず、最初に、ヘザーが遺産の目録とカギを受け取り屋敷に行くんだけど、その時に、弁護士に「お婆さんからの手紙を必ず読んでね。」って言われるのに、相変わらず、読まないんだよねぇ。普通、まず、最初に読むでしょ。ホラーの主人公って、必ず、不自然な動きをするんですよね。それ、おかしいよっていう事を、平気でやっちゃうところが、もう、既に、事件に巻き込まれる為の布石で、イライラするんだけど、それが、ホラーでは普通なんです。(笑)
そして、屋敷に入ると、お待ちかねの、あの人=レザーフェイスが登場~!!ま、判っているから、怖くないんだけど、でも、この人が出てこないと始まらないからね。で、一人、また一人と、襲われて行くんですな。それにしても、どーして、こんなに殺して、コレクションみたいにしているの?まったく意味が解らないところが、なんとも不思議でした。
前作を観ていれば、どうして惨殺して、切ったりしてコレクションしているのか解るのかしら。今回は、何故、そんなことをしているのか、全く解りません。家族を守るためらしいってことは、お婆ちゃんからの手紙などで解るんだけど、でも、切ったり、皮を剥いで被ったりする意味は解りませんでした。何で???守る為だけなら、殺せば良いだけでしょ。コレクションして、地下に貯めておくとか、理解不能じゃ~。
ヘザーは、自分の従兄に当たるレザーフェイスに殺されそうになります。どーして、”あんたの従妹なんじゃ~っ”て叫ばないのかしらと思って、不思議でしたが、まぁ、その内、解ることになります。そこからの展開が、超、笑ってしまって、驚きました。なんだか、とっても良い話になっちゃうんです。
ソーヤー一家は、虐殺された可哀想な一家ってことに無理やりなっちゃって、映画の中では、良い側になって行きます。なんで??って思うでしょ。前作で、家族で殺人をバンバンしていたくせに、その事はお構いなしに、今度は、一族を殺された可哀想な生き残りって感じになっちゃって、レザーフェイスが、本当は、イイ家族なんだよぉみたいな話に変わって行くところが、もう、めちゃくちゃです。既に、今回だって、5人以上の人を殺しているのに、お構いなしなのよ。もー、どうなっちゃってんの???
なんだか、静かな感動作になりそうな雰囲気で終わってしまいそうなんですが、一応、エンディングの後に、オオッという映像があるので、エンディング途中で立たないでくださいね。うう~ん、こんなんで、いいのかいっ!!っていう感じだったけど、ま、いいや。B級ホラーだしね。
という訳で、私は、まー、夏にスプラッターまがいの恐い映画を観たいなら、お勧めしてもいいかもね~くらいの感じですかね。ある程度は、ドキドキして、恐さも感じると思うけど、それよりも、展開に笑えるかな。恐さより、笑っちゃうかも。ホラーで笑える人には、お勧めして良いかもね。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
最後に、これ、3Dでやる意味あったのかな。全然、3Dの意味が解らなかった。ヘザーの胸の大きさのみ、3Dで協調されたような気がする。チェンソーだって、飛び出なかったよ。
・飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲@ぴあ映画生活
- 悪魔のいけにえ 特別価格版 [DVD]/Happinet(SB)(D)
- ¥1,980
- Amazon.co.jp