「攻殻機動隊 ARISE border:1 Ghost Pain」少佐の過去が解っちゃった！

「攻殻機動隊 ARISE GHOST IN THE SHELL border:1 Ghost Pain」を観てきました。もっと早く観に行きたかったんだけど、フランス映画祭と公開が重なっていて、やっと観ることが出来ました。

ストーリーは、

公安9課（攻殻機動隊）が最優先ラインの攻性部隊となる前のA.D.2027。第4次非核大戦終戦から1年後、ニューポートシティで自走地雷を使用した爆殺事件と、兵器売買の収賄容疑を掛けられている軍人が射殺されるという事件が発生。軍人の電脳を求めて墓を掘り起こす公安の荒巻大輔の前に、殺された上官の無実を証明しようとやって来た陸軍義体化部隊501機関の草薙素子が現われる。

というお話です。

少佐が、どのように草薙素子となり、どのように、少佐となり、公安９課に関わることになったのかという事が解り、もう、嬉しくて、楽しくて、もっと、ずーっと観ていたくなりましたが、今回は、１話だけ。２話は、１１月３０日って、予告で流れました。楽しみですね。

まだ、草薙素子が三佐だった頃、陸軍義体化部隊”501機関”の管理下にあり、そこで訓練を受け、仕事をしていたようなんです。ある時、海外の仕事から帰ってきた草薙の上司が殺され、その捜査を単独で始めます。その捜査の先々で、今後、素子と組むこととなる人々に会い、その能力を認識していきます。

どのキャラクターも、以前の攻殻機動隊の時とは顔が違うけど、一応、何年も前の話なので、若いという設定にしたのだと思います。顔の張りが違うもん。でも、やっぱり、最初は、違和感がありますよね。素子の顔は、義体なんだから、前と同じ顔でも良いと思うんだけど、ちょっと若めになっています。

以前からシリーズを楽しんでいる方は、キャラクターの変化などに、違和感を覚えると思います。まして、声が全然違うので、その辺りも、受け入れがたいけど、でも新シリーズってことで、私は、なんとか受け入れようと思っています。

但し、問題は、内容と映像かな。内容は、士郎さんの時のハードだけど、ちょっとエロが入っていたり、人間的な日常の潤いのようなものが無くて、ちょっと寂しかったです。もう少し、彼らの余裕が見えて欲しかったです。そして、映像ですが、あの幻想的な雰囲気が減っていて、ロジコマの動きも、どーも柔らかさが無くて、今一つ、満足が出来ませんでした。何度か観れば、もっと慣れて、納得出来るのかなぁ。

最初の攻殻機動隊の映画と、シリーズが良かったので、こちらの目も肥えてしまって、映画なら、きっと大画面で観る価値があるような、凄いものになっているんだろうと、勝手に期待してしまっていたのが悪いのかも知れません。