「サイレント・ヒル リベレーション ３D」の試写会に連れて行ってもらいました。
ストーリーは、
18歳の誕生日を間近に控えたヘザー（アデレイド・クレメンス）には幼少時の記憶がなく、父親（ショーン・ビーン）と共にほうぼうを渡り歩く生活を送っている。彼女は毎晩サイレントヒルという見知らぬ街で、恐ろしいモンスターたちに追われる悪夢にうなされていた。そんなある日、突然父親が自分の前からいなくなってしまい、やむを得ずヘザーはサイレントヒルを目指す。
というお話です。
これ、ゲームの恐怖を、ちゃんと映画にしているところがすごいですね。はっきり言って、怖かったです。というか、美しいので、怖く見えてしまうんです。お分かりと思いますが、もちろん、スプラッター部分も、この作品は多いので、スプラッター系がダメな方は、無理だと思います。
前作でローズが助け出したシャロン＝ヘザーが、今回は主人公となります。ヘザーは、父に守られ、18歳の誕生日を迎える日まで、無事に生きてきました。しかし、とうとう魔の手が迫ってきます。ヘザー＝シャロンは、アレッサの片割れであり、ヘザーを生贄にすればアレッサも消せると、教団は信じていて、ヘザーがサイレントヒルに来るように仕向けます。
最初、観始めて思い出したのですが、アレッサが悪役と思いきや、教団が悪いんですよね。アレッサは犠牲者だったのよ。始まってから、映像を観て、あー、そうだったと思い出し、ちょっと自分一人で、笑ってしまいました。やっぱり、前作を観ておくべきでしたね。でも、ちゃんと思い出したし、前作を知らなくても、この作品、解りますよ。楽しめると思います。
やはり、この映画の見どころは、ステキなグロいクリーチャー達かな。私のお気に入りは、三角帽子のオジサマと、顔の無いナースですね。このナースが色っぽくて、イイんですよねぇ。音に反応して襲ってくるんだけど、これ、コッソリ、胸とか触ったら怒るのかしら。(笑)男性なら、きっと触ってみたくなると思うんだけどなぁ。(笑)
一つ、悲しかったのが、前作では、ナースのモンスターが、素晴らしいスタイルで、痩せていたのに、今回、ちょっと太り気味のナースもあり、ちょっと醜い感じが出てしまっていて、あの美しくて残酷なナースという感じが出ていませんでした。太っていると、どーも、滑稽に見えてしまうんですよね。
話をストーリーに戻しますが、アレッサと教団の関係は、今作で、一応、決着が着きます。今まで、あいつに虐められたから復讐するわって言うアレッサと、悪魔の娘アレッサのせいで、町が崩壊したと思っている教団との戦いだったのですが、ヘザーの登場と、謎解きのおかげで、一応、スッキリします。でも・・・。後の事は、映画を観てくださいね。
最後まで観て思ったのが、本当に映像がキレイだったという事。日本の攻殻機動隊などのアニメを意識していると思うのですが、傀儡とかの描き方が、とても似ています。そして、モンスターの動きなど、日本のアニメを意識しているとしか思えない場面がいくつもありました。この映像は、日本のアニメで感動している方は、ぜひ観た方が良いのではないかな。日本のアニメがどれほど海外の製作者に影響を与えているかということが解ると思います。ステキですよ。
私は、この映画、超楽しんだので、お勧めしたいのですが、スプラッター系がダメな方は、辞めておいた方が良いと思います。とても残酷ですし、怖いと思います。恐さを笑いで受け止める私でも、この映画は、笑えませんでした。ストーリーも良く出来ているし、ゲームが世界的にヒットした作品ですから、設定もしっかりしていて、笑う隙を与えてくれないんですよ。だから、本当にホラーを楽しめます。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・サイレントヒル：リベレーション3D＠ぴあ映画生活
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