「ハード・ラッシュ」を観てきました。
ストーリーは、
世界一の運び屋として裏社会で名をはせたものの、いまでは警報装置の施工業者となって妻ケイト(ケイト・ベッキンセイル)と2人の息子に囲まれた幸せな日々を送るクリス(マーク・ウォールバーグ)。しかし、義弟アンディ(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)が麻薬の密輸に関わっていた上に、その失敗が原因で命を狙われてしまいクリス一家にも危険が及んでしまう。クリスは運び屋へと戻り、忍び寄る危険から家族を守り抜くために、パナマでのニセ札密輸計画を進めることに。だが、その前に現地のマフィアや警察が立ちはだかる。というお話です。

これ、観終わってから考えてみると、友達の選び方が一番悪いっていう典型だなって思いました。人を見る目を養いましょう。(笑)大体、妻の弟が、頭の悪い、ドン臭い男でしょ。誰が見ても、こいつ、使えね~って感じだから、家族の選び方にも問題があるよね。あの美しい妻の弟が、あんなに頭が悪い男だなんて、信じられないけど、設定だから仕方ないか。(笑)

昔、運び屋をやっていたので、昔の知り合いが悪い人達ってのは仕方ないことだけど、足を洗ったんだったら、昔の知り合いと会わなくて済むように、まったく違う地域に移動するとか、名前を変えてみるとか、ちょっと考えないと、きれいに足を洗うのは難しいよね。主人公のクリスは、頭良さそうなんだから、家族の事を、一番に考えなくちゃ。

で、良く考えなかった報いが、クリスに、もう一度、運び屋をやらせるハメになってしまうんだけど、結構、行き当たりばったりで、おいおい、ホントに大丈夫かよって思わせるような、ハラハラドキドキする場面が続きます。クリスに聞いたら、ちゃんと考えてたよって言うんだろうけど、見ているこちらには、そりゃ嘘でしょって言いたくなるほど、調子の良い場面が多かったです。まぁ、映画だから、仕方ないけどね。(笑)
家族を守る為にやっていることが、どんどん家族を窮地に立たせて行ってしまうという、なんとも、辛い方向に進んでいくのですが、それを、吹き飛ばすほどの、パワーと頭脳で、解決していくマーク・ウォールバーグは、やっぱりカッコイイですね。オッサン、バンザイっ!!

宣伝では、伝説の男が仕掛ける究極のトリックとありますが、トリックは、とっても単純だと思います。映画を何本も観ている方には、幾つかの場面で、トリックと思われるものを仕込んでいますので、気が付くと思いますよ。気がついても、面白いんだけどね。一つ言わせてもらうと、美しい芸術を、汚く扱わないでちょうだいっ!!(笑)その扱い方だと、ある程度、傷ついてしまっているから、価値が下がっちゃいます。
マーク・ウォールバーグらしい、アクション映画だと思いました。面白いし、派手な展開で、ハラハラドキドキはするんですけど、マークの映画は、結構、マジメ路線なんですよね。コメディ色は、ほとんどありませんので、楽しさは期待しないでね。

私は、この映画、お薦めして良いと思いますが、楽しみながらアクションを楽しみたい人は、ちょっと他を探した方が良いかも知れません。でも、映画としては面白いと思うので、気になったら、行って観てください。
ぜひ、楽しんできて下さいね。
マークの代表作は、やっぱり、コレ!!
- テッド [DVD]/マーク・ウォールバーグ,ミラ・クニス,ジョエル・マクヘイル
- ¥2,480
- Amazon.co.jp