「天使の分け前」未来が見えないロビーにウィスキーがしあわせを与える。それは天使の贈物かも。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「天使の分け前」を観てきました。


ストーリーは、

いつもケンカばかりしている青年ロビー(ポール・ブラニガン)は、トラブルを起こして警察ざたに。しかし、恋人との間にできた子どもがそろそろ出産時期を迎えることに免じ、刑務所送りの代わりに社会奉仕活動をすることになる。まともな生活を送ろうと改心した過程で指導者のハリー(ジョン・ヘンショウ)に出会い、ウイスキーの奥深さを教えてもらったロビーはその魅力に目覚めていき……。

というお話です。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-天使

最初は、どうなっちゃうんだろうって思うんだけど、良かったなぁ。最初、犯罪者の裁判から始まるから、刑務所に入っちゃったら、映画にならないじゃんって心配しちゃいましたが、海外では、奉仕活動での償いってのがあるんですね。裁判にかけられ、奉仕活動を決められるような青年なのですが、心はとっても純真。とっても良い子なんだけど、一度、道を踏み外してしまって、敵が出来てしまい、まして、顔に深い傷が出来てしまい、就職もままならず、子供が産まれるというのに、どうしたら良いのかと考えているところに、あるウィスキー好きの奉仕指導官に出会います。この人もとっても良い人なのよねぇ。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-天使

人との出会いって、本当に人生を変えることがありますよね。悪い方に転がることもあるし、良い方に転がることもある。人生、色々ありますよね。でも、だからこそ、面白いんです。この主人公の彼も、たまたまハリーと出会った事で、ウィスキーというものに出会い、自分の可能性を見出していくんです。もちろん、ハリーと出会えたこともラッキーだったけど、ロビーの純粋さが、良い人を弾きつけていったように思えました。ケンカっぱやいけど、本当は、とってもやさしい青年で、情も深いんです。だから、周りの人も、ほおっておけなくなるのではないかと思いました。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-天使

人柄って、大切ですよね。自分の事しか考えてなかったり、嫌がらせをしたり、冷たい性格だったりすると、誰も助けようと思わないし、そういう人って、必ず、その報いを受けるでしょ。それと反対に、ちょっとした事に気がついたり、ふとした時にやさしかったりする人って、本当に良い人に見えてしまって、助けてあげたくなっちゃいますよね。人間って、単純なんだから、いつもやわらかい気持ちで人と接するようにすれば、みんな、うまくいくんじゃないのかな。この映画を観ていて、そんな事を思いました。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-天使

奉仕活動で出会った、ちょっとおかしい仲間と一緒に、最後の最後と思って、ちょっと悪い事をしようと計画します。これからの未来のために、必要な事なのですが、ちょっとキケン!4人で、色々計画を練って、何故か、キルトを着て出かけることになります。そう、ウィスキーと言えばスコットランド、スコットランドと言ったらキルトの民族衣装ですよね。単純すぎ~(笑)でも、この案が成功をもたらす事になります。

そして、最後の最後に出てくる、”天使の分け前”とは、何なのか。誰に対して、分け前を与えるのか。それは観てのお楽しみです。ジーンと感動すると思いますよ。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-天使

私は、この映画、お薦めしたいと思いますが、単館系の内容なので、アクションやサスペンスが好きな方には、ちょっと退屈に感じるかも知れません。そろそろ上映も終ってしまうかと思うので、もし、近くに劇場が無い方は、DVDを待って観てくださいね。
ぜひ、楽しんできて下さいね。カメ




天使の分け前@ぴあ映画生活