「ある会社員」の試写会に連れて行ってもらいました。
ストーリーは、
ヒョンド(ソ・ジソプ)は殺人請負会社に勤務して10年になるプロの殺し屋だった。ある日、共に仕事をした新人のフン(キム・ドンジュン)を会社の指令通りに殺害しようとしたヒョンドだったが、死を覚悟したフンに貯めた金を家族に渡してくれるよう頼まれる。フンの家を訪れたヒョンドは、フンの母親がヒョンドが昔から好きだった一発屋の歌手・ミヨン(イ・ミヨン)だと気付き……。
というお話です。
韓国映画なので観るのをためらったのですが、アクションサスペンスということで、ちょっと面白いかもと思って、連れて行ってもらいました。主人公の方は、それほどイケメンという感じではないのですが、アクションは、とってもカッコ良かったです。何となく、ソ・ジソブさん、全体のバランスが、要潤さんに似ているような気がしました。
内容が、結構、面白くて、ちょっと笑っちゃうんだけど、でも、もしかしたら、こんな事もあるのかもと思わせるもので、楽しく観させていただきました。ある商社なのですが、表向きは商社、裏の顔は殺人請負会社なんですね。あのブラピ&アンジーで話題になった「Mr.&Mrs.スミス」でも、アンジーの勤めている会社は、表向き通信会社でしたもんね。ま、そんな感じで、殺人を請け負っているのですが、どーも、裏社会からの依頼がほとんどのようで、裁判の証人を殺すとかが仕事のようでした。でも、証人以外の殺しは、ほとんど、仲間内での殺し合いばかりで、本当に請け負ってるの?って途中で思ってしまいました。(笑)

でね、この会社の超間違っているところが、殺人請負の会社なのに、アルバイトを雇ったこと。こんな重要な仕事なのに、アルバイトを雇うって、どーいうことっ!ありえないでしょ。そんな適当じゃ、秘密がすぐにバレちゃうでしょ。もー、全然、秘密厳守じゃないよぉ。(笑)
会社には、秘密のドアとかがあって、秘密の部屋で、殺人課の打ち合わせとかするんだけど、なんだか、イヤに汚くて暗い部屋なんですよ。いくら殺人を請け負うからって、イメージまで暗くする必要ないでしょ。どーせ、他の部屋と同じフロアにあるはずなんだから、そんなに無理しなくてもー!って、笑ってしまいました。
そんな疑問ばかりを上げてしまいましたが、殺人は、結構、シビアに行なっていて、アクションは、すごいものでした。それ、いくら防弾チョッキ着ていても、弾、入っちゃっていると思うよ、みたいな感じで撃たれているのに、全然元気だったりして、マシンガンとかで撃ち合ったり、楽しいの。銃の弾が無くなると、こんどは、ナイフとか、素手での戦いになって、それも、また、凄いんですよ。アクションのところは、面白かったなぁ。
何のかんの言いながら、私、結構、楽しみました。面白かったと思います。ありえないといいながらも、もしそんな会社に入社しちゃったら、簡単に退職出来ないし、かといって、殺人をいつまでも続けるのも辛いし、反対に殺されるかも知れないし、考えれば考えるほど、色々楽しくなって、こんな設定も面白いなって思いました。出来たら、悪い人からの依頼だけじゃなくて、良い人からも依頼を受けるようになったら、商売としても成り立ちそうな気がするんだけどな。あ、でも、どちらにしろ殺人なのか。やっぱ、ダメだわ。(笑)
私、この映画、結構、お薦めして良いのではと思いました。面白かったです。ソ・ジソブさんは、イケメンとは言えないけど、でも、良い味を出していました。アルバイトの男の子役で、K-POPアイドルの子が出ていました。私は、知らないので、なんとも言えませんが、かわいい子でしたよ。
ぜひ、楽しんできて下さいね。
・ある会社員@ぴあ映画生活