「ラストスタンド」の試写会に行ってきました。”トーキョー女子映画部”の部活試写会だったんです。このトーキョー女子映画部、活動も活発で、映画好きな女性には、超オススメのサイトです。
ストーリーは、
極悪犯コルテスを極秘で護送する車が襲撃される。時速400キロメートルという圧倒的スピードとパワーを誇る車を駆り、コルテスらはメキシコ国境へ向けて爆走する。FBIはパトカーやヘリコプターを駆使し総力を挙げてコルテスを足止めしようとするが、最新鋭の銃火器を備えた彼らに太刀打ちできず、追跡隊は壊滅状態。コルテスたちの進路となっている小さな田舎町で保安官を務めるオーウェンズ(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、町にある武器をかき集め、住人らと共に迎撃の準備を整える。
というお話です。
この映画、シュワちゃんの復活作として騒いでいるけど、映画として、とても良く出来ていると思いました。ストーリーがとても良いんですよ。観客の視点を、3方向に向けることにより、緊迫感を強めて、観ている方もドキドキしちゃうような感覚になるんです。シュワちゃん、良い題材を選びましたね。監督も上手いのかな。
シュワちゃんは、小さな町の保安官。恐ろしい事件など、何も起こらない町で、ゆったりした生活を楽しんでいたのですが、ある日、年老いた農夫が殺され、それがFBIの追っている脱走犯の事件に関係がありそうだと解かり、老体にムチ打って、犯人を捕まえる為に、作戦を練り始めます。まさか、ゆったりした町に、そんな大事件が起こるなんて、誰も予想していなかったのですが、起こってしまったものは仕方ない。誰もが、腰を吸えて、戦う体制を創り始めます。

死刑囚のコルテスを護送する時に襲撃され、脱走されてしまいます。コルテスはメキシコへ逃げる為に、車の見本市で盗んだ”コルベットRZ1”の特別仕様車に乗り、1000万馬力でメキシコまでの道を疾走し、逃げています。その車、超カッコよくて、早くて、ヘリコプターでも追いつけないほど。そんな車で、FBIの追手を撃退し、逃げるのが、すごいんですよ。超ド迫力で、楽しいんです。これ、男でも女でも、すごく楽しめると思うなぁ。
コルテスの手下は、コルテスをメキシコに逃がす為、大掛かりな作戦を立てているのですが、侮っていた小さな町の保安官たちに反抗され、なんとか、コルテスが到着するまでに、道路をキレイにして、スムーズにメキシコに逃がさないと、自分たちの首が危うくなると思い、必死でシュワちゃんと戦います。直ぐに片付くと思っていたのに、思ったより時間がかかり、コルテスは、すぐ、そこまで来てしまい、彼らは、もう、ハラハラドキドキ。三代目麻薬王コルテスに睨まれたら、この世界では生きていけないですもんね。
そんな3組の姿を描きながら進んでいくので、いつもドキドキハラハラなんです。コルテスは、車で疾走し、逃げられるかどうかって感じだし、コルテスの子分たちは、親分が来るまでに道を開けておかないと、自分の首が飛ぶし、オーウェンス保安官(シュワちゃん)は、コルテスが到着するまでに、手下たちを全滅させておかないと、両方から来られても、太刀打ちできる人数も居ないし、武器も無い。誰もが、ドキドキ、ハラハラな展開なんです。
結構、カーアクションの映画とかもあるけど、そんな映画より、このカーアクションの方が、ドキドキしたし、面白いと思いました。コルベットRZ1という車、車を全く知らない私でも、すごくカッコイイと思ったもん。そんなカッコイイ車で、警察の車に、平気で体当たりしたりするのよっ!勿体無いと思うんだけど、逃走犯は、超お金持ちだから、そんな事、厭わないのよ。そこら辺も、徹底していて面白いんですよね。
コルテスの子分たちも、すごい数がいるくせに、何故か頭が悪くて、シュワちゃん達の子供のような作戦に引っ掛かったりするのよねぇ。そこら辺も、超笑えます。すごいアクションをしながらも、コメディーが入っていて、とっても楽しいんですよ。
シュワちゃんの映画は、あまり女性受けしないという噂があるようですが、この映画は、万人に受けます。女性がとっても楽しめる作品だと思いますよ。解かりやすいし、イケメンもいるし、アホなFBIもいるし、全く、荒っぽいだけの映画ではなく、笑えるアクションコメディー映画だと思います。でも、シュワちゃんは、カッコイイですよ。
私は、この映画、超オススメしたいと思いました。シュワちゃんも見どころですが、最初から最後まで、本当に楽しめる映画なので、ぜひ、楽しんできてくださいね。
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