「オズ はじまりの戦い」を観てきました。本当は、3Dで観たかったのですが、時間が合わず、仕方なく2Dにしました。でも、観た後に、やっぱり3Dで観れば良かったなぁって思いました。
ストーリーは、
傲慢(ごうまん)ながらも、どこか憎めない奇術師のオズ(ジェームズ・フランコ)。ある日、気球に乗り込んだ彼は竜巻に遭遇し、カンザスから魔法の国オズへとたどり着く。そこは邪悪な魔女に支配されており、人々は予言書に記された魔法使いオズが国を救ってくれると信じていた。その魔法使いと同じ名前だったことから救世主だと思われたオズは、西の魔女セオドラ(ミラ・クニス)に引き合わされた東の魔女エヴァノラ(レイチェル・ワイズ)から、南の魔女グリンダ(ミシェル・ウィリアムズ)の退治を頼まれる。
というお話です。
良く出来ていると思うし、面白いんですけど、やっぱりちょっと子供向けに作ってあるのかな。大人が観ると、ネタが直ぐにわかっちゃうんですよねぇ。それに、ちょっと話が薄いんです。大人が観るには、読めてしまうし、ベタだし、まぁ、子供向けだからねぇと思ってみれば、面白いと思いますよ。
でも、映像としては、とても面白いし、出来れば3Dで観た方が面白いと思います。自分の世界にいる時はモノクロで、オズの世界に行くとカラーになって、ディズニーのアニメーションの世界になるんです。ここは、とっても楽しくて、3Dで観たら、本当にキレイなんだろうなぁって思いました。ああー、本当に3Dで観たかったな。
自分勝手で適当なオズは、オズの世界に行っても、口だけで渡っていこうという態度が見え見えで、そんなんじゃ、その内、身を持ち崩すよぉーって思っていると、やっぱり危機が・・・。確かに、口が上手いと、人の受けは良いけど、それだけじゃ、誰も信用してくれなくなりますよね。狼少年状態になりますよ。やっぱり、有言実行。言った事は、必ずやり遂げなければ。やれないなら、言わないことですよ。
そんな訳で、段々と信用されなくなっていくオズなのですが、魔女との決戦は迫ってくるし、やっとやる気になって、本気で自分のワザ(マジックですね。)を使って、戦いを有利に進めようと策を練ります。ここら辺から、オズがイイ男に見えてくるかな。
ただの手品師が魔法使いと間違われるというお話なのですが、手品も魔法みたいなもんですよね。魔術と思えるような不思議な事の方程式を作り、人の目を欺いて、それを行なうんですから、魔法ですよ。魔=不思議な事の、法=方法、でしょ。ちゃんと、オズだって、魔法使いなんです。だから、嘘じゃないよね。

えーっと、ゴメンナサイ。あまりにも、話が浅い話なので、感想の書きようが無いんですよぉ。確かに、オズという人物が、適当な人間から、色々な試練を経て、国を守るほどの人間に成長するというお話なんですけど、いまさら、新しく感想を書くほどの内容じゃないんですよ。映像も素晴らしいし、面白いとは思うんですけど、それは、頭を空っぽにして、子供と同じ目線で観れば、本当に楽しめると思います。
頭を子供にして観に行ける方には、ぜひ、お薦めしたいと思います。でも、色々考えてしまう方には、ちょっと眠くなってしまうかも。いやぁ、「クラウドアトラス」を観た後に、この映画を観ると、同じ映画とは思えないほど頭の回転数が変わるので、結構、戸惑います。(笑)
子供の気持ちで、ぜひ楽しんできてくださいね。
・オズ はじまりの戦い@ぴあ映画生活
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