近所のワーナーマイカルMMで「横道世之介」の試写会が当たりまして、それがバレンタインデー。「逃走車」の試写会とぶつかっていたんだけど、「横道世之助」の試写会は、監督が挨拶に来てくださるというので、「逃走車」は、シネコンで観ることにして、再度、「横道世之介」に行ってきました。
本当は、家から近いし、せっかくなら、ダンナとデート出来るかななんて期待していたのに、主人は仕事で遅くて、デートはお預け。バレンタインデーなのに、寂しく一人で行ってきました。ま、何年も一緒に居ると、こんなもんです。(笑)
「横道世之介」やっぱり、良かったです。観れば観るほど、愛おしい場面が出てきて、自分と重ねたりして、またも、感動してしまいました。この映画は、なんなんだろう。何故か、愛おしくて、涙が溢れて出てきてしまう。ちょっとしたことなのに、なんなんでしょう。別に、悲しい訳ではないんですよ。

去年は、「最強のふたり」に同じような感動を覚えたのですが、今年は、「横道世之介」に浸ってしまいそうです。これ、何度観ても、いつ観ても、また、新しい感動を与えてくれる作品だと思うんですよね。観ていて、本当に楽しいんです。映画を観て、ワクワクして、楽しいって心底思える作品って、そんなに無いと思うんです。もちろん、観た時は楽しいって思うだろうけど、後から思い出して、”フフッ。”て思い出し笑いをしてしまう作品って、少ないでしょ。去年は、「最強のふたり」がそうだったんだけど、今年は、「横道世之介」です。試写で観てハマってしまい、2度目の試写を観て、今も、思い出し笑いをして楽しんでいます。

初日の舞台挨拶に行こうかなって思うんだけど、土曜日の昼なので、予定がなぁ。まして、23日なので、仕事が入りそうな予感・・・。行きたいんだけど、怖くてチケット予約が出来ません。もし、みなさん、良かったら、横浜のワーナーマイカルシネマズMMで舞台挨拶があるので、ローソンのロッピーで探してみると良いですよ。出演者が勢ぞろい!素晴らしい面々です。もちろん、監督もいらっしゃいますよ。
私、ワーナーマイカルシネマズMMって、なんとなく好きなんですよ。海に近いし、スタッフの方々が、とっても親切というか、面倒見が良いんですよね。場所的には、駅からちょっと遠けど、映画館に行くまでの間に、横浜みなとみらいの風景がとってもロマンチックだし、デートなんかには、絶対に良い場所ですよ。平日なら、駐車場が上限1000円くらいだったかしら。映画を観て、赤レンガとかをデートして、食事してって、良いでしょ。ゆっくりするなら、ワーナーマイカルシネマズMMをお薦めいたします。あ、でも、シネコンとしては、結構、昔に建てられたものなので、ソファが、最新の映画館には劣りますけど。
横道世之介、前売り券、買っておこうかなぁ。どうせ観に行くなら、買っておいても損は無いかなと思うんですけど、ムビチケがある映画と無い映画があるんですよね。ムビチケなら、ネット予約が出来るけど、そうで無いと、劇場に行ってから予約しなくちゃいけないから、結構、ダルいんですよねぇ。これほど進歩してきているんだから、ネット前売り券みたいのを作って欲しいです。既に、番号だけで予約が出来るシステムがあるんだから、クレジットカードとかで前払いして番号を貰うっていうんだと、劇場に行って前売り券を購入する手間が無いし、特典があるなら、観に行ったときに、カウンターで引換えとかすれば良いじゃんね。
「横道世之介」の話に戻して、ワーナーマイカルMMでの試写の後、沖田監督とのティーチインがあったのですが、この映画、監督の人柄が出ているよなって思いました。沖田監督は、まるで世之介のような方で、とっても普通なんだけど、とってもやわらかい雰囲気を相手に与えてくれる方なんです。
映画祭などでのティーチインだと、難しい事を聞く人が多いんだけど、地元のシネコンとかでの試写後のティーチインだと、監督の前の作品を知らない方とかも居て、とっても素直な感想が聞けて、良いなって思いました。映画は、たくさんの人が観るのだから、先入観も何も無く、素で映画を観て、質問をするのって、とっても新鮮で、本当の思いが聞けて、こういう所でのティーチインを企画するのって、素晴らしいなって思いました。
質問で、「世之介と祥子は、どうして別れたんですかね。」とか、映画祭でこんな質問をすると、周りに読み取れよ!くらいの勢いで睨まれるんだけど、こういう質問って、監督に聞いてみたいですよね。解かっていても、ちょっと聞いてみたい。私は、「お風呂の場面が前作も今作もあったけど、何かこだわりが?」って聞いてみたら、監督が、「若い男の裸が観たい。僕、ホモだから。」と冗談をかましてくれて、その後、「ウソウソ!」って言って、「僕も学生の頃、友達と、風呂であんな話をしたと思ったから。」って話してくださって、ああー、解かるな~なんて思っていた私です。女子も若い頃は、お風呂の中では、あんな話ばかりですもん。(笑)
とにかく、沖田監督も、とっても愛おしい方でした。もう、既に、先日も書きましたが、素晴らしい映画です。ぜひぜひ、観に行ってください。良かったら、舞台挨拶に行って、出演者とも会ってきてください。楽しいと思いますよ。
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