「マメシバ一郎 フーテンの芝二郎」を観てきました。
ストーリーは、
38歳の芝二郎(佐藤二朗)は、周りの人達の協力によって、何とか無事にニート生活を卒業する。彼はペットショップで働きながら相棒のマメシバ・一郎と共にアパートで暮らし始め、一人と一匹ライフをエンジョイしていた。だが、相変わらずへ理屈を並べ立てては、真面目に働く同僚まちこ(南沢奈央)としょっちゅう対立し……。
というお話です。

もー、マメシバ、超かわいい~!!この映画、動物は、まったく芸をしておらず、ただ、そこら辺をゴロゴロしているのを主人公の二郎が、ちょいちょいするだけなんですけど、もう、耐えられなくてため息が出るほどかわいいんです。かわいい仕草の時、観客が”カワイー”とか、”きゅ~”とか、つい、言葉が出てしまい、観ている人、みなさん、動物が好きなんだろうなぁなんて、温かい気持ちになりました。
前作の続きで、マメシバの一郎を飼い始めて、人と関わるようになり、初めての仕事についた二郎。仕事場のペットショップで新しい仕事を任命されるのですが、それをやりたくなくて、いきなり辞表を出してしまった二郎。またも、おっさんニートになり、仕事を探す毎日。
二郎は、性格が根本的に悪いのではなく、結構、付き合ってみるとイイ奴なんだろうけど、どうしても人と溶け込むのが苦手で、恥ずかしさを隠す為に、気分を害すような事を言ってしまったりするんですよね。良く知っていれば、それも可愛いんですけど、いきなり、おっさんに酷いこと言われれば、そりゃ、周りは引いてしまいますよねぇ。
そんな二郎を一人理解してくれる、幼馴染の郵便局員の陽介。彼だけは、二郎を信頼し、影からずーっと助けているんです。彼は、二郎の本当のやさしさとかを解かっていて、唯一の親友なんだと思います。この二人の関わり方が、今回、とっても良いんですよ。なんとなく、やっぱり友達って、いいな~って思わせてくれて、ちょっと、ホロッとくる場所がいくつかありますよ。
ペットショップで、二郎と一緒に働く真田さん。結構、キツい性格で、最初から、二郎とは、あまり上手くいっていないのですが、今回は、珍しく、ちょっと仲良くなるところがあり、今後の二郎の仕事も、上手く行くかも知れないなって思わせるところもあり、良かったですよ。
そんなに難しいストーリーではないし、あまり説明してしまうと、全部ネタバレしてしまいそうなので、ここら辺で止めておきましょうか。(笑)だって、内容的には、とっても簡単なんだもん。でも、ジーンとしたりして、感動してしまったりしますよ。
ひとつ、とっても良かったのは、二郎の母親が、海外から帰ってきて、38歳の息子である二郎と一つの布団で寝るのですが、この布団の敷き方と、二人の仲の良さそうな表情が、とってもステキです。何歳になっても、息子は息子なんですよねぇ。この二人の距離は、マザコンと言ってしまうのとは違うように思いました。良い親子だと思います。
最後に、一郎は、超かわいくて、それ以上でもそれ以下でもありません。一郎は、ただ、そこに居るだけ。でも、それで充分です。とってもしあわせになります。
私は、この映画、超お薦めです。特に、動物が好きな方にお薦めですね。観ていて、ギューってしたくなると思いますが、ガマンしてくださいね。
ぜひ、楽しんできて下さい。
・マメシバ一郎 フーテンの芝二郎@ぴあ映画生活
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