先日、「ワンピース フィルム Z」を観てきました。すごい人気なんですね。劇場、ビッチリでしたよ。驚いちゃった。でも、みんながハマるの解ります。すごく、イイ!!
ストーリーは、
偉大なる航路の後半の海、新世界のとある島。NEO海軍を自称する元海軍大将・ゼットらは巨大なエネルギーを持つ鉱物、ダイナ岩を盗み、その破壊力で全海賊抹殺を企てていた。一方、新世界を航海中のルフィたち麦わらの一味のもとに、右腕に大型の武器を装着し、けがを負ったゼットが現れ、ルフィたちは介抱する。しかし目覚めたゼットはルフィたちに襲い掛かり……。
というお話です。
私は、ワンピースを愛読している訳ではないので、私が偉そうにワンピースを語る事は出来ません。ファンの方に怒られちゃいます。でも、映画としての、今回の作品としての感想を語らせていただきます。どう考えても、ワンピース愛は、ファンの方には負けちゃうもん。
やっぱり、ワンピース、感動するなぁ。男の生き様、見せてやれって感じで、良かった・・・。ゼットZは、悪者ではなく、自分の信じるものの為に戦い、生きているんですよね。そして、ルフィーたちだって、自分の夢の為、自分の信じるものの為、仲間の為に生きている。どちらも、戦う意味があるのよね。悪者も良い者も居ないの。どちらも正しい。だから、この話は、ステキなんだよなぁ。
ストーリーは、良く出来ていたと思います。こうだからこうって、ちゃんと話の展開に理由があって、意味の無いことは、ほとんど無いの。どうしてゼットが海賊を全滅させたいと思っているのか、どうやって海賊を全滅させようとしているのか、すべて辻褄が合っている。最近、辻褄の合ってないのが多くて、普通のことなんだけど、納得して観てしまいました。
とにかく、今作は、ゼットという人間が、どうしてこれほどの事をしなければならなくなったのか。男として、物を教える教官として、人間としての生き様と言うか、納得が出来る死に場所を探すサムライのようで、その姿に、涙しました。彼ほど、自分の部下を、仲間を、大切に思い、自分のためでなく、人の為に生きるという選択をした彼は、素晴らしいと思います。それこそ、男ですよね。もちろん、女だって、負けないくらいの気持ちはありますけどね。
だから、ルフィーたちだって、彼を心底憎んで戦うのではなく、自分の行く道を阻止されるから、先に進む為に、夢に近づくために、彼を倒さなければイケないっていうことなんですよね。だから、汚いことをせずに、正面から戦いを挑んでいる。正々堂々と、一対一で、ゼットと戦うルフィー。すごくカッコよくて、正しい戦いだと思います。

よく、話せば判るとか、話し合いが大切とか、キレイ事いう人がいるでしょ。相手が真剣に挑んできているのに、話して誤魔化そうなんて、なんて不誠実なんだろうって良く思います。相手が真剣なら、真剣に戦おうよ。時には、殴りあう事も必要です。もちろん、戦いを知っていれば、どこまでやったら勝負が付いたって判るでしょ。もちろん素手で、武器なんて持つのは卑怯。そういう誠実な態度って、通じるよ。
本当に、現代は、このワンピースのように、真剣に対峙するっていうことを避ける人間ばかりで、腹が立ちます。何をやっても逃げてしまい、戦わない。それじゃ、最初から負けているでしょ。そして、後から影で文句を言ったり、汚い事をして相手を陥れたり。どうしてそんな汚い事を平気でするようになっちゃったんだろう。それはサムライじゃないよ。中国や韓国人のように、平気でずるい事をするのは辞めましょう。
そいえば、ナミちゃんの子供タイプ、すっごくかわいい。今回は、中身は大人だけど、外見だけ子供だから、なんか、とってもそそられるのよねぇ。サンジが、子供から大人になるナミを見れるのが嬉しいっていうセリフがあったけど、その気持ち、わかるなぁって思っちゃいました。(笑)
私が、色々云々書くより、観てもらった方が良いです。私、超お薦め作品ですよ。マンガを読んでいなくても、アニメを観ていなくても、ちゃんと判ります。理解出来るし、感動してしまいます。やっぱり、ワンピースは面白い!子供向けじゃないですよ。もちろん、子供にも解るけど、大人もちゃんと感動させてくれます。いや、大人の方が、色々な苦労を知っているからこそ、ゼットの苦しんだ道が解ると思います。誰もが間違ってないけど、戦いに負けたものが道を空けるという人生の縮図を見せてくれて、感動しちゃうと思いますよ。ぜひ、楽しんできてくださいね。
P.S : 来場記念プレゼントが、そろそろ少なくなっているのではないかと思われます。もし、観に行くなら、早めに行くことをお薦めしますよ。
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