先日、「映画 妖怪人間ベム」を観てきました。
ストーリーは、
怪異な姿に正義の心を持つ妖怪人間のベム(亀梨和也)、ベラ(杏)、ベロ(鈴木福)は名前の無い男(柄本明)との戦いで、人間になることよりも人間を手助けしていくことを選び、あてもなく放浪していた。そんな彼らは、たどり着いた街で連続して不可解な事件に遭遇。事件の謎を追う中、ベロはMPL製薬の新薬開発研究者の娘みちる(畠山彩奈)と出会い、恋心を抱く。
というお話です。
「妖怪人間ベム」は、実写版になると聞いた時、とても心配しました。だって、いくら正義の味方だからと言っても、妖怪でしょ。気持ち悪い容姿だし、実写でどうやって、あの妖怪を作るのかと心配しました。確かに、特殊メイクのあれ、実際も、笑っちゃうような感じではあったけど、まぁ、許せる範囲ですよね。あれが実際に居るとは思えないけど、でも、あんなもんかなって感じ。
そんなTV版が、結構、良かったので、映画も面白いかなぁ~なんて思って行ってみたら、私、結構、楽しめました。面白かったと思います。まぁ、話としては単純だけど、今回の映画を観ると、妖怪人間の彼らが、年を取らず、永遠の命なのだなっていうのを確認出来ます。そんな永遠の命の侘しさと言うか、哀しさも出ていて、良いなって思いました。
亀梨くんが、一番、ベムに合わなさそうだったのに、あんなにピッタリしてきちゃうとは、驚きです。もう、ベムは彼以外に考えられなくなっちゃったもん。カッコつけてるんだけど、どこか抜けていて、アニメのベムとは違うけど、彼なりのベムで良いよねぇ。
ストーリーとしては、内容は、そんなに深く無いですね。製薬会社の新薬の副作用で妖怪になるのかと思いきや、アレッ、違うじゃんって感じで、笑ってしまいました。そんなんで妖怪になっちゃうんだったら、色々な動物が妖怪に変わってるよ。猫とか犬も、鳥も、イモムシも、すごい事になってるだろうなぁ。(笑)
観月ありささんが、敵の妖怪となるのですが、悲劇の妖怪で、ある事故のせいで妖怪になってしまい、その事故の原因を作ったのが、製薬会社の陰謀なんです。ま、ぶっちゃけ、製薬会社の方も、それほどの復讐をされるほど酷いことをやっている訳ではないと思うんですけどね。もし、これで殺されちゃったりするなら、今、現実にある製薬会社なんて、どこもバンバン殺されていると思うけど。(笑)
と言う訳で、内容は、それほど素晴らしいとは言えないんだけど、でも、面白いのよねぇ。キャラクターが良いのかしら。展開の仕方が上手いのかしら。なんだか、面白くて、ずーっと観てしまったのよねぇ。特に、杏ちゃんのベラがすっごくカッコよくて、ステキなのよねぇ。私、亀梨くんのベムよりお気に入りです。
そうそう、ベロの初恋があるんですけど、福くん、本当にかわいいのね。この子、子役のイヤミが出てないんだよね。他の子は、段々と、イヤミが出てきちゃうんだけど、この子は大丈夫。あの仮面ノリダーをやっていた伊藤くんみたいになりそう。大人になっても、演技派でやってイケそう。
妖怪人間たちは、人間になることが出来るのでしょうか。いつまでも変わらず、死ぬ事も出来ず、生き続けるというのは辛いだろうな。でも、悪を取り込むのはイヤなんだから、解決方法が無いよ。素直に悪を取り込んで、人間になっちゃえば良いのにね。それが人間なんだから、イイのよ。悪って言ったって、どーせ、1円拾って、ネコババするとかでしょ。(笑)
私は、この映画、お薦めしたいと思います。冬休みには、妖怪人間ベムを観て、なんとなく、まったりして欲しい。この映画観ると、つい、ベラの口調をマネしたくなっちゃうよねぇ。(笑)
ぜひ、この年末、家族や友達と、楽しんできてくださいね。
・映画 妖怪人間ベム@ぴあ映画生活
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