今日は、「96時間」と「96時間リベンジ」のイッキ観試写会というのがあり、終了時間が遅かったので行こうか悩んでいたのですが、観たくて行ってしまいました。(笑)井筒監督と映画評論家でありラッパーの方のトークショーもありました。
ストーリーは、
イスタンブールで就いていた警護の仕事を終え、元妻レノーア（ファムケ・ヤンセン）と娘のキム（マギー・グレイス）を同地に呼び寄せた元CIA工作員ブライアン（リーアム・ニーソン）。バカンスを一緒に過ごし、家族の絆を取り戻そうとするブライアンだったが、かつてキムを誘拐して彼に息子や部下たちを殺された犯罪組織のボスによる復讐（ふくしゅう）計画が動き出していた。ブライアンとレノーアは組織にとらわれ、辛くも難を逃れたキムはイスタンブールの街をさまよい続ける。そしてブライアンは、妻と娘の命を守ろうとするが……。というお話です。
今回の「９６時間リベンジ」は、前作の「９６時間」の話の続きです。前の事件を引きずっているんです。ここで、前作を思い出して欲しいのですが、娘のキムがパリで拉致されて、どこかに売られてしまうのを阻止するんだったでしょ。確かに、拉致して、娘を売春させたり、売ったりしているアルバニア人は悪い人間たちだと思うけど、それ以外の人は、善意の第三者でしょ。娘を買っているお金持ちは、拉致した娘だと知らなかったと言うことなら、善意の第三者だから、罪人じゃないですよね。それなのに、バンバン殺しちゃって、そりゃ、ダメだよなぁ、って感じでした。
なので、復讐されるとしたら、善意の第三者のお金持ちからだと思うじゃない。なのに、何故か、悪人のアルバニア人から復讐されることになります。これ、納得行かないよね。そりゃ、あんた達の仲間を殺したけど、あんた達だって、女の子たちを殺してんじゃんっ！！ここが、最初のツッコミどころでした。前作で死んだ人の死体を運んでいる場面から始まるんですけど、これ、どうみても、お金持ちの人だと思ったんだけどなぁ。あんた達かいっ！！
話としては、とてもコンパクトにまとまっていました。今回は、ブライアンへの復讐だから、向かってくる相手をバンバン返り討ちにするってこと。前回は、探していったけど、今回は、相手から来るので、思っていたより、関係ない人を傷つけることは無かったんじゃないかな。前回は、酷かったもんね～。あ、でも、関係ないビルの屋上を破壊したり、家を破壊したりしてましたけどね。イスタンブールを目一杯壊して、逃げて帰るって、どんな人間よっ！！暴走老人ならぬ、暴走オッサン！！
娘だけでなく、元妻までも危険な目に合うから、もう、オッサン、爆発しっぱなし。何かやるたびに、笑いが出てしまって、真剣なアクション映画なのに、どうしてこんなにも笑う場面が多いのかしらって思っちゃいました。本当に面白かったです。真剣にアホなことやってくれるから、笑いながら拍手しちゃうんですよね。これ、サイコーです。
そうそう、娘や家族への愛って言うけど、ブライアンって、どう考えても、娘のストーカーですよ。娘が彼氏とデートと聞くと、直ぐに調査しちゃって、娘を迎えに行ったりして、最悪の父親ストーカーです。娘がかわいいのは解るけど、そこまでしちゃ、普通、親子の縁を切られるよ。皆さんは、気をつけてくださいね。
トークショーの時に、このブライアンって、スティーブン・セガールがリーアム・ニーソンの着ぐるみ着てるんじゃないのって話があって、それ、マジで私もそう思ったって共感しました。動きがセガール的なんですよね。でも、顔は、ステキなオジ様のリーアムさんなの。演技派のリーアムさんが本当は好きなんだけど、この９６時間シリーズは、面白いです。リーアムさんがこの役をやるギャップが良いし、話も、面倒くさい回りくどいことが無いので、素直に楽しめます。
私は、この作品、すごくお薦めしたいかな。１月の正月明けに公開なので、これから今年も突っ走るぞーみたいな元気をもらえると思いますよ。今流行りの、暴走オッサンを楽しんできてください。絶対に、損は無いと思いますよ。ぜひ、楽しんできてくださいね。
・96時間／リベンジ＠ぴあ映画生活
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