今日は、「マリー・アントワネットに別れをつげて」を観てきました。
ストーリーは、
1789年7月14日、暴徒に襲撃されたバスティーユ牢獄が陥落しフランス革命が勃発。王妃マリー・アントワネット(ダイアン・クルーガー)と、その寵愛(ちょうあい)を受けるポリニャック夫人(ヴィルジニー・ルドワイヤン)らの名前が載った286名の処刑リストが出回り、ベルサイユに衝撃が走る。宮殿を逃げ出す貴族や召使が相次ぐ中、朗読係のシドニー(レア・セドゥー)は王妃に対する気持ちの深さから忠誠を誓うものの、王妃から思いも寄らない命令が下される。
というお話です。
この作品、東京国際映画祭で時間があったら観たいと思っていたのですが、時間がビッチリだったので観れず、公開を待っていました。実は、映画祭の時に、主演のレア・セドゥーさんにサインを戴く事が出来て、これは観なくちゃと思っていたんです。
マリー・アントワネットと言うと、日本では、「ベルサイユのばら」ですよね。私も、そのマンガでフランス革命を知ったほどです。(笑)今回は、バスチーユが平民に落とされ、王家の崩壊を願って、ベルサイユに進攻してくる時のお話です。
王妃の朗読係のシドニーは、王妃マリーを敬愛しており、王妃の側に付いている事が幸せと思っている少女です。ベルばらで言えば、ロザリーみたいな感じです。そんな彼女に、ライバルが出現!噂のポリニャック夫人が、王妃の寵愛を受けていることを知り、嫉妬の気持ちに駆られます。女同士でも、そんなに好き好きってなるのかなぁ。ちょっと、私には解らないけど、男女の恋愛のように、激しいんです。王妃もポリニャックも、結婚していて、子供も居るのに、なんでかな~。不思議でしたが、そんなもんなんですかね。
そんな女同士の葛藤を描いている裏では、フランス革命の火が燃え上がっていて、バスチーユ陥落。貴族は、襲われる側になり、次々とベルサイユから逃げていきます。そんな中、王と王妃も、逃げようかどうしようか考えているうちに、民衆は、そこまで攻めてきていて。という4日間のお話です。
ハッキリ言って、なんか、あまり盛り上がりも無く、何が描きたかったのか良く判らずに終ってしまいました。朗読係のシドニーが、王妃を盲目的に愛しているのは判ったのですが、それだからどーなの?って感じで、盛り上がらなかったんですよね~。
レア・セドゥーさんは美しいし、ダイアン・クルーガーも申し分ないほど美しいんだけど、ポリニャック夫人役の女性が、イマイチ、美しいという感じではなかったんです。どうして王妃がそれほど愛したのか、納得出来ないんですよ。性格も悪そうに見えるし、魅力が無いと言うか、オーラが無いんです。そこが、残念だったなぁ~。
なんか、「ベルサイユのばら」で、超盛り上がってしまったので、それ以上のフランス革命を描いたものって、もう出会えないんじゃないかしら。もちろん、オスカルとかアンドレは架空の人物だけど、あれほど、いつ読んでも、いつ観ても盛り上がれる話って、珍しいよな。だから、他のフランス革命を描いた話を観ても、そんなに感動しないんだよねぇ。残念です。
私は、衣装や、装飾を観る為なら、この映画、楽しいと思います。女優も美しいので、そこも良いかな。でも、ストーリーは、あまりお薦め出来ないかも。ベルばらの事で、差し引いたとしても、やっぱり、盛り上がりに欠けたような気がします。もし、お時間があったら、ぜひ、観に行ってみてくださいね。
・マリー・アントワネットに別れをつげて@ぴあ映画生活
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