先日、トーキョー女子映画部の試写で、「バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!」を観ました。
ストーリーは、
パッとしない容姿だった高校時代の友人ベッキーが結婚することになり、式が行われるニューヨークで再会した親友同士のレーガン(キルステン・ダンスト)、ジェナ(リジー・キャプラン)、ケイティ(アイラ・フィッシャー)。だが、レーガンは恋人と結婚する雰囲気はゼロ、ジェナは元カレに未練たっぷり、ケイティは体だけの関係を繰り返してばかりと、満足な恋愛ができていない上に、さえなかったベッキーが先に結婚するのが面白くない。そんなウサを結婚前夜パーティーで晴らすが、はしゃぎ過ぎて新婦のドレスを破ってしまい……。
というお話です。
女性版ハングオーバーと言って良いような内容で、大笑いしてしまいました。まぁ、内容は、下品極まりないのですが、それが、面白いんだよね。レーガン、ジョナ、ケイティは、見た目、イケ女で、男に不自由していないように見えるんだけど、この3人を差し置いて、デブでブスなベッキーが結婚をすることになります。それも、イケメンと。そりゃ、3人は、焦るわよねぇ。だって、自分より劣っていると思っていた女が、自分が手に入れられないイイ男を手に入れるんだから、そりゃ、もー、キレまくりです。
でも、この3人の女、イヤな女なんだよねぇ。レーガンは、自分の経歴を鼻にかけて、自分がトップにいないとガマンがならない女、ジェナは、なんのこだわりも無く、なんとなく生きているような責任感の無い女、ケイティは、俗に言うヤリマン。自分は誰よりもかわいいと思っていて、何をやっても許されると思っている女。ね、酷いでしょ。でも、結構、現代女性って、この3タイプのどれかに当てはまるんだよねぇ。だから、婚活をしなくちゃイケなくなるのだと思います。
ベッキーは、きっと、相手に完璧を求めなかったのではないかと思います。人間なら、誰しも、欠点があるのだし、それを許せる心を持たなければ恋愛など上手く行きません。女性が相手に望むだけで、男性も女性にに不満があるということに気がつかないのでは、決して恋愛は成り立ちません。謙虚になって、お互いの欠点を理解し合えるようにならなければ、結婚は遠いのではないかと思いますよ。
それにしても、面白かったなぁ。だって、ジョナとケイティは、ベッキーの結婚に納得できず、最初からドラッグを吸っていて、ラリっている状態。その上、結婚前夜パーティーでアルコールをバンバン飲むし、観ていて、ハラハラしてしまいました。あんたら、死ぬよっ!!そんな前夜祭で、幹事のレーガンは、普段なんら完璧にこなすものも、結構、投げやり。どうしてアタシがベッキーのパーティーを仕切らなきゃいけないのよって感じ。
そんな投げやりな3人が、前夜に事件を起こし、ベッキーのウエディングドレスを破いてしまいます。なんとかして、結婚式に間に合わせるように直さなくちゃってことで大騒ぎ。いくらなんでも、ウエディングドレスを破いちゃダメでしょ。
右往左往しながら、なんとか結婚式に間に合わせるって事なんだけど、いやぁ、笑いました。どうして女って、男に逃げるのかしら。パニクって、現実逃避するために男とヤッてしまうって、なんなのよっ!何の解決にもならないよっ!(笑) まぁ、結果的に、ちょっとだけ、役に立っているとも言えるんだけどね。(笑)
この映画、とっても面白くて笑えて、なんか、今までの自分に思い当たる事があったりして、観た後に、スッキリしているかも知れません。人は人、自分は自分、違って当たり前で、早く結婚するのが、良い事でも悪い事でもないのだと解ります。安心して、自分の道を歩いて行けば良いのだって思えますよ。
ぜひ、楽しんできて下さい。
P.S : 一つ気になったのは、邦題。「バチェロレッテ」って言われても解らないし、言い難いんですよね。どうせなら、「独女!あの子が~」とか、強烈なインパクトがある題名の方が、話題になりやすいし、覚えやすいです。友達とどの映画観る?って話していて、バチェロレッテって、絶対に言わなさそう。
・バチェロレッテ -あの子が結婚するなんて!-@ぴあ映画生活
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