「グッモーエビアン!」 血の繋がりだけが家族じゃない!側に居て思い合うことが大切です。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

先日、「グッモーエビアン!」の試写会に連れて行ってもらいました。


ストーリーは、

元パンクバンドのギタリストのアキ(麻生久美子)と、娘で15歳のハツキ(三吉彩花)は、友達のような関係。ある日、ヤグ(大泉洋)が海外から2年振りに二人のもとへ帰ってくる。ハツキは、自由気ままなヤグと、それを笑い飛ばして許すアキに対し、イライラしてしまう。そんな中、親友トモがハツキとけんかしたまま転校してしまい、さらにはアキとヤグの過去を知ることになり……。
というお話です。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-エビアン

シングルマザーのアキと、彼女を守ってきたヤグ。アキの娘のハツキ。アキとハツキは親子だけど、ヤグは、ハッキリ言って、全くの部外者でしょ。でも、ヤグは、アキがハツキを産んだ時からずっと、二人を見て、守ってきたんです。プーだし、いきなり旅に出たりするけど、でも、彼女たちを見つめてきたのは、ヤグなんです。そんな不思議な家族を、日常の生活とハツキの心を繊細に描く事で、色々な家族がいるのだと教えてくれます。


家族って、親子関係はもちろん、夫婦や親族など、色々な繋がりがありますよね。でも、血の繋がりだけではない、戸籍の関わりだけではないものって、本当は、たくさんあるんです。自分の子供に虐待をするような親がいるかと思えば、自分の子供でなくても、キチンと育てて、深い絆で繋がっている親子もたくさん居て、本当に、人間って不思議な生き物だと思いますよね。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-エビアン

アキとヤグは、お互いに好意を持っていても、何故か結婚することはせず、一緒に暮らし、ハツキを育ててきました。ハツキは、小さい頃はヤグを父親と思っていたようですが、中学の今では、そんな親たちの関係も解っていて、中学生なりに、色々考えています。彼女の目には、ヤグは、大人なのにフラフラしているダメな大人に見えているし、アキは、ハツキの事より生活を維持する事に必死なように見えていて、自分はどうしたらよいのか、悩んでいるんです。中学生の頃って、結構、大人の事を良く観察していて、気を使っているんですよね。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-エビアン

私、ロックって、洋物は聞いていましたが、日本のロックって、ほとんど聴いたことが無いんですよ。どーも、日本人のロックって、歌謡曲のように聞えてしまって、ダメなんですよね。だから、ロックじゃないねぇって言われても、何がロックなの?って感じなんですよね。粋って事なのかしら。粋ってことなら、まぁ、理解出来るけど、それ以外だと、なんともねぇ。

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ヤグは、とっても純粋な人間で、すごくやさしいんです。だから、アキは、ヤグが好きな事をやっていても文句を言わずに養っているのではないかと思うんですよ。ヤグと居ると、人間として道を踏み外さないような気持ちになるの。まぁ、通常の生活としては、道を踏み外しているけどね。(笑)でも、人としての筋は、一本通っていて、素晴らしい人間なんですよ。こういう人が側に居ると、間違った事をしなくて済みそうな気がするの。

娘のハツキ役の三吉さん、かわいくて、嫌そうな顔がかわいいです。ハツキのお友達役で、能年さんが出演していて、「カラスの親指」と同じく、とても良い演技をしています。この子は、これから楽しみですね。麻生さんも大泉さんも、カッコイイ大人を演じていて、良かったです。麻生さん、


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-エビアン

私は、この映画、お薦めしたいと思います。まぁ、そんなに力まなくてもいいんじゃないのっていう気持ちになれて、寒い冬に、ちょっと温かくなるようなお話です。ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ




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