今日は、「ミロクローゼ」を観てきました。
ストーリー?は、
神秘的な美女ミロクローゼ(マイコ)に心を奪われるも、彼女が別の男性といるのを目撃して恋に破れ、心に空いた穴を鍋ぶたでふさぎながら孤独に生きるオブレネリ ブレネリギャー(山田孝之)。一方、彼と顔立ちが似ているダンディーな相談員・熊谷ベッソン(山田孝之)は、「交際中の彼女の本心を確かめたい」など日々寄せられる草食系男子たちの悩みを華麗に解決していく。そんなベッソンの車に撥ねられた男達と戦っていた男タモン。彼は、一体、何故戦っていたのか。
というお話です。
ハッキリ言って、あらすじ読んでも全く解らないでしょ。(笑)そうなんです、まるでオムニバス映画のようになっているんです。それぞれの人物は、繋がっているようで繋がってなくて、一体、なんなのよぉ~!!って騒ぎたくなるような映画なんだけど、超面白いのよ。私は、こういうハチャメチャな感じ、大好きなんです。
かわいい子供のオブレネリ・ブレネリギャーは、何故か、超年上の女性ミロクローゼに一目惚れして、二人で幸せで不思議な生活を送ります。そして、恋破れた時、熊谷ベッソンという恋愛相談の男に話しが移っていきます。ベッソンは、若い男性の悩みをブッタ切り、人気を得ています。ノリにノっているベッソンが車でバリバリ飛ばしていると、前にタスケンレイダーのような男が二人立ちふさがり、跳ね飛ばされます。そこで話が切り替わり、跳ね飛ばされたタスケンレイダーと戦っていた男タモンの話に移ります。
いやぁ、説明していても、訳解んなくなるなぁ。でも、思い出すと、笑っちゃうんですよ。メルヘン調な話で進んでいくオブレネリとミロクローゼのお話。最初は、子供のオブレネリも、成長して、山田くん演じる青年オブレネリになります。普通の純情な青年の恋物語なのに、どうして、山田くんとマイコさんがやると、こんなにおかしくなっちゃうのかなぁ。気になったのは、オブレネリと猫が一緒に住んでいて、その猫が、タモンの彼女の家に居るんですよ。細かく繋がらせているのよねぇ。
熊谷ベッソンは、オブレネリとタモンを繋ぐ為の緩衝材のような感じかなぁ。キョーレツな個性で、ぐいぐい向かってくるところが、面白いんですよ。言っていることはメチャクチャなんだけど、まぁ、恋愛相談なんて、こんなもんだよなって思うような内容で、イイところ突いているなぁって感心してしまいました。
タモン(多門)の話が一番長かったかな。好きな彼女が出来て、しあわせになるんだけど、ある日、不幸が訪れて、彼女と離れ離れになっちゃって、彼女を探すって話なんだけど、これが、現代劇と時代劇を混ぜちゃった感じで面白いんです。笑ったよぉ。あまり詳しく言えないけどね。
それぞれの話を観ると、同じような純情なラブストーリーだということが解るでしょ。とっても純情な男の一途な愛の物語なの。でも~、大笑いしちゃうのよね~。とにかく、やることやることが、あらっと思うような、とんでもないことなので、楽しいんです。その場は、何やってんだっけって、頭の中がグチャグチャになるんだけど、後から考えてみれば、純情男のラブストーリーなんです。
この映画ばかりは、説明しても上手く伝えられません。とにかく観て欲しいです。とっても面白くて、お笑いを観ているような気分で観ていただければ良いと思います。深く考えるのは、観た後に、思い返しながらにしてください。その場では、キャッキャ、楽しんでくださいね。
私は、超お薦め作品と言いたいのですが、B級映画がダメとか、お笑いがダメとか、下らない映画はダメという方にはお薦め出来ません。山田くんのダンス、上手いですよぉ。そして、マトリックスばりの、百人切りを楽しみに観てきてください。ぜひ、楽しんできてくださいね。
・ミロクローゼ@ぴあ映画生活
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