先日、「ロックアウト」を観てきました。
ストーリーは、
冷凍睡眠による囚人管理や徹底した防衛システムの完備で、脱獄成功率0パーセントを誇る宇宙刑務所MS-1。その視察に大統領の娘エミリー(マギー・グレイス)が訪れた最中、500人もの囚人が一斉に覚醒して所内を制圧した上に、彼女を人質にして籠城。機密漏えいの罪を着せられ、囚人としてMS-1への収監が決定していた元CIAエージェントのスノー(ガイ・ピアース)は、大統領からエミリー救出の指令を下される。頑として指令を突っぱねるスノーだが、MS-1に彼の無実を証明することができる元仲間がいることを知り……。というお話です。

10年くらい前のSFアクション映画っぽくて、突っ込みどころ満載なんですが、ガイ・ピアーズがカッコイイので、許しちゃいます。(笑)それにしても、リュック・ベッソンさん、いまさらなんでSFなの?SFは、CGの進歩によって、なんでも出来るようになっちゃったから、並のSFでは、誰も喜ばなくなっちゃったんです。アバターとかやられちゃったら、反対に、とってもアナログな作り方で、CGは使わないつもりで作るとかしないと、太刀打ち出来ないですよね。
とは言え、結構、笑えたので、許しちゃいましょ。大体、未来なのに、まだスーツケースに重要書類が入っているという設定からしておかしいでしょ。今だって、チップにデータを入れているのに、未来なのに退化してしまうとは考えられないでしょ。もー、笑っちゃう。
それに、タバコ。未来のタバコが、同じようにタバコの葉っぱを巻いた筒とは考えられない。きっと、タバコだって、煙を出さない他人に迷惑をかけないようなものになるだろうし、火を付けるなんて事も必要無くなると思いますよ。タバコの成分を身体に取り込むようになるでしょ。煙をくゆらせるなんて死語になりますよ。
他にも、たくさんあるんだけど、書いちゃうとネタバレになるから止めておきますね。でも、とっても酷いのよぉ。真面目に観ていたら、バカバカしくて怒る人もいるだろうなぁと思ったりして。でも、私は笑えましたよ。だって・・・書いちゃおう、あのね、大気圏突入を、普通の宇宙服でやるの。あのガンダムでさえ、シールドがあって、なんとか地球に降りられたのにぃ。(笑)カンダムの装甲より強い宇宙服って考えられん!!普通、燃え尽きちゃう。はやぶさでさえ、燃えたのに・・・。
そうそう、もう一つ、ムカつくのが、出てくる大統領の娘。超ムカつく女なんですよ。キレイ事ばかり言って、あんたの為に何人死んでるんだってことよね。理屈を通そうとしたり、正義を貫こうとすることは間違ってないけど、あんたが居るせいで、周りが迷惑するんだよっ!!自分がどれだけ迷惑な存在だか、理解しなさいっつーの。
悪い事したら、宇宙刑務所で何年か睡眠させるって、とってもお得じゃないの?起きているから退屈で死にそうになるんでしょ。寝ていられるなら、そんな楽な刑務所ないよね。みんな、悪い事して、入りたいんじゃないの?私だって、今、仕事やお金のことを心配せずに、ずーっと眠っていていいよって言われたら、ありがとうって素直に収監されるかもしれません。睡眠、欲しいよ・・・。
私は、B級映画で大笑い出来る方には、お薦めいたします。真面目に観ると、ちょっと損した気分になるかも。(笑)ガイ・ピアースは、男臭くて、カッコイイので、そこは見どころかもね。私は、結構、彼が好きなので、満足いたしました。ぜひ、楽しんできてくださいね。
・ロックアウト@ぴあ映画生活
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