【TIFF】「サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ」映画祭最後にこの映画は運命かも | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

映画内容は、

およそ100年間の映画史において、唯一の記録フォーマットはフィルムだった。だが、過去20年間のデジタルシネマの台頭により、今やフィルムは消えつつある。本作は、デジタルとアナログが並存する現在を概観しながら、映画におけるデジタル革命を検証していく。長年、俳優として表舞台に立つ一方、スクリーンの裏側でプロセスの変遷を見てきたキアヌ・リーブスが、自らホスト役となり、巨匠監督と映画関係者へのインタビューを通じて、映画史の過渡期である今を切り取る。マーティン・スコセッシ、ジョージ・ルーカス、ジェームズ・キャメロン、デヴィッド・フィンチャー、デヴィッド・リンチ、クリストファー・ノーラン、スティーヴン・ソダーバーグほか当代きってのハリウッドの大物監督たちと、撮影監督、編集技師、カラーリスト、特殊効果技師をはじめとする映画制作者たちの貴重な証言から、映画制作の未来を探るドキュメンタリー。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-フィルム


今年の映画祭の最後に、「サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ」を観ました。映画祭の最後に、この映画を観るのは、運命のような気がします。今、映画は、フィルムからデジタルへほとんど移行されてきて、監督や映画関係者も、どう行動したら良いのか、一番迷っている時期だと思います。


シネコンなどは、今、ほとんどデジタル映写となり、映写機というものが映画館に無いそうです。だから、映画をフィルムで撮影しても、編集をして、上映するとなると、結局、デジタルに変換する事になる。だから、最初からデジタルで撮影するというのが、今、日本では主流になりつつあるようです。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-フィルム


もちろん、ハリウッドでもそう。監督によって、フィルムにこだわる人と、デジタルを進める人と、真っ二つに分かれて、賛否両論があります。もちろん、どちらも特性があり、良いところもたくさんあり、悪いところもたくさんある。これからどうなって行くのか、今が転換期だと思います。


とにかく、この映画、今年、来年中に出来たら、日本公開して欲しいな。だって、それより遅くなったら、また状況が変わって、下手したら、デジタルの進化系が出てきちゃうかも知れないでしょ。それくらいのスピードで、映画業界が進んでいるという事なんです。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-フィルム


いやぁ、でも、この映画、映画好きなら、絶対観るべき作品です。すごく面白い。普段なら観られないような監督や撮影監督、裏方の色の担当者、CGの担当者、カメラ関係の人、などなど、たくさんの方面の人の話が聞けて、驚くような言葉を聞くことが出来ます。


そして、映画に触れる状況も変わってきて、映画館だけではなく、スマホやDVDで楽しむことも出来るでしょ。必ずしも、大画面が良いとは言えない状況になって来ている。そんな状況にも、映画関係者は色々な考え方があって、映画館にわざわざ行くのがイヤな人でも、映画に触れることが増えて、たくさんの人に観てもらえるようになって来ている。それを良しとするのか。それとも本来の大画面を押すのか、考えちゃいますよね。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-フィルム


これ、映画好きな人が観れないなんて、すごく勿体無いよ。せめて、DVDで、直ぐに出して欲しい。だって、私がどんなに感想を書いても、この映画で伝えていることは、皆さんに伝えられないもん。本当に、観て欲しいよぉ。この映画を観て、映画好きな人が、みんなでツイッターとかで議論したら、すごく面白いことになると思う。


映画を作っている側と、観ている側。この映画では、作っている側の話だけをまとめて、これからの映画界の話をしているけど、観ている私たちの考えも聞いて欲しい。デジタルだと、面白い映像が観れるけど、なんとなく作り物のように見えてしまったり、目が粗い場面がイヤだなって思ったり、だけど、フィルムだと、傷が画面に映ったり、映写技師の技術によって、ボケたり、繋ぎがおかしかったり、音が割れたりするでしょ。安定した映像が観たければ、やっぱりデジタルだけど、味が無いとか、色々問題はありますよね。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-フィルム


とにかく、日本上映して欲しいよぉ!!!みんなに観て欲しい!!!私だけ興奮していても、その内容は伝わらないんですもん。観て欲しい!!

アップリンク様、ぜひ、この映画、早く公開してください。私も、もう一度観たい。

みなさんも、観る機会があったら、ぜひぜひ、観てくださいね。カメ



東京国際映画祭 「サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ」


http://2012.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=157