【TIFF】「ニーナ」(コンペティション)美しいローマの映像にここr | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

東京国際映画祭のコンペティションで、「ニーナ」を観ました。


ストーリーは、

夏休みで無人となったローマ郊外を舞台に、声楽を教えたり犬の世話のバイトをしたりして暮らす孤独な少女ニーナの見る世界。彼女の漠たる不安を象徴するかのような、広い空間をスタイリッシュに切り取る独特の映像感覚に注目。新人女性監督デビュー作。
という内容です。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-ニーナ

なんとなく、「アメリ」と重なってしまいました。アメリのような不思議ちゃんではないのですが、中国に留学することを夢見て、バイトの日々、人と深く関わらないような性格で、孤独にくらしてるんです。でも、なんとなく、少女の毎日を切り取って、淡々と描いていく感じが、似ているなって思いました。


サマーバケーションに行く友達の家のペットの面倒を見るというバイトを受けて、その家に夏の間だけ住むことになるんです。犬とモルモット、熱帯魚の面倒を見ながら、人が居なくなったローマの町で、一人、なんとなくのんびり過ごしているニーナ。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-ニーナ

マンションには、エットレっていう男の子が管理人のような感じで住んでいます。このエットレが、とってもかわいくて、キュートなの。この子が、結構、この映画のキーポイントになるんだけど、日本のマンガを読んでいたり、生意気なんだけど、憎めないんですよねぇ。子供だけど男だし、とても大人ぶって見えるときもあったりして、彼は要チェックですよ。

ローマの美しい建物、情景を背景に、ニーナが大学に通ったり、バイトをしたり、中国文化に触れたり、そんな彼女の生活を、細かく、楽しく描いていきます。いつも変わらない日常なんだけど、少しづつ変化があったり、事件が起こったり。

周りに何かが起これば、自分も変わらざるを得ないし、それは、不幸かも知れないけど、幸せかも知れない。変わる事を恐れていては、何も進まないんです。彼女は、何となく、その場で停滞してしまっているような状況だったんだけど、バイトで来たマンションに住むことになり、エットレと知り合い、彼女の心に変化が訪れます。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-ニーナ

大きな変化のある作品ではありませんが、静かに少女の生き方を追っていて、ホンワリする映画です。派手ではないので、賛否分かれると思うけど、映像がとても美しいので、カフェとかで流しても違和感が無いし、家でも流しておくだけで癒されるかも。

日本公開はどうかなぁ。もし、機会があったら、ぜひ、観てみてくださいね。映画祭でも、もう一度、上映されるのかな。ぜひ、観てみてください。癒されます。カメ



東京国際映画祭 コンペティション ニーナ


http://2012.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=17