【TIFF】「未熟な犯罪者」(コンペティション)少年犯罪の時点で厳しく教育しないと治らない。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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東京国際映画祭のコンペティションで、「未熟な犯罪者」を観ました。


ストーリーは、

保護観察中の16歳の少年が祖父を失い、天涯孤独の身となろうとするその時、死んだはずの母親が現れる。彼女は17歳の時に彼を産み、逃げたのだった…。未熟すぎる母親と大人になれない少年のせつない関係を、瑞々しさ溢れる役者の魅力を得て繊細に綴った親子の物語。
という内容です。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-未熟

まず、不幸な生い立ちだからといって、悪い人間になる訳ではなくて、その人間の素質と性格だと思うんです。両親が居なくて、とても不幸でも、しっかり生きて、素晴らしい人間になっている人は居ますよね。だから、不幸だからと言って、甘やかす必要は無く、悪い事をしたら徹底的に裁いて、罪を償わせれば良いと思います。だから、この映画を観ても、酷い親子だなとしか思えませんでした。


少年ジグは、小さい頃に母親に捨てられ祖父と生活しています。強盗をして警察に捕まり、祖父も亡くなってしまった時、何故か、自分を捨てた母親が現れます。少年院から出てきて、突然、母親と暮らすことになるジグ。不思議な気持ちを持ちながらも、母親なんだと思い、お互いに愛情が沸いてきて、仲良く暮らし始めます。

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この母親ヒョスンですが、バカッ母で、人を騙す事を悪いと思っていないんです。嘘ばかりの人生で、人を騙し、人にたかり、仕事をしても長続きせず、自分の思い通りにならないと誤魔化すような人間です。はっきり言って、最低人間だと思うのですが、それでもジグの母親です。彼女は、若い頃、名前も知らない男と一夜を共にし、ジグを産みました。そして、直ぐに捨てたんです。子供は、母親を選べません。本当にかわいそうです。

こんな最低の母親を見ながらも、自分は責任を持って生きて行きたいという気持ちを持っているジグなのですが、前科もあり、生活は上手く行きません。そして、またも事件が起きてしまいます。どんなにマトモに生きたいと思っていても、手本となる母親が平気で人の物を盗んでいたら、やっぱり心は荒んでいきますよね。こんな母親とは、離して暮らさせるべきだと思いました。

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親も若い頃から犯罪を犯していた人間で、子供も親を手本にして、同じようになってしまう、連鎖の不幸を見たような気がしました。でも、どうして母親は、名前も知らない男の子供を産んだのか判りません。無責任にも程があります。産んで、責任が持てないなら、産むなって言いたい。堕ろしてください。命だからとか、きれい事並べないで欲しい。命だからこそ、責任を持って育てるべきです。

また人権がどーのこーのと言われるかも知れないけど、子供を産んで責任が持てないような母親なら、二度と子供が産めないように去勢手術をするとか、考えるべき。産まれて直ぐに捨てられたり、虐待されて死んだり、子供を不幸にするなら、母親をなんとかするしかない。母親の人権より、産まれた子供の人権を考えないと、不幸の連鎖が起きるだけです。

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この映画を観て、韓国では、まだ、日本で言う昭和のような考え方なんだなって思いました。親に預ければ大丈夫みたいな、親がダメなんだから、預けちゃダメじゃんって思うんですけど、まだ親に子供を押し付けてしまう。国で子供の矯正をしましょうよ。確かに、親子の愛情があるのは解るし、子供がいるからと、マトモに戻る親もいるかも知れないけど、それは稀なこと。普通は、悪くて楽な方に人間は流されてしまう。親子でも、離さなければいけない時があると思います。色々、考えてしまいました。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-未熟

映画としては、あまり面白いとか、楽しいとか言えないですけど、韓国の若年犯罪の問題が描かれていて、韓国も、もう少し考えた方が良いんじゃないのって思うような映画でした。これ、日本公開するのかなぁ。私は、それほど良いと思えませんでしたが、韓国映画が好きな方には、良いのかも知れません。男の子もかわいいし、母親も美しいので。


私、韓国の女優さん、みんな同じ顔に見えて、区別がつきません。みんな整形で同じ雰囲気の顔にしてしまって、何が嬉しいんだか、解らない。韓国には、個性って無いんですかね。カメ


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東京国際映画祭 コンペティション 未熟な犯罪者


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