【TIFF】「天と地の間のどこか」(コンペティション)田舎から出たいともがけばもがくほど泥沼に。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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東京国際映画祭のコンペティション部門、「天と地の間のどこか」を観ました。


ストーリーは、

郊外の高速沿いのドライブインに勤務し、単調で展望のない日々を送る少女。出入りするドライバーたちが、彼女を外の世界へとつなぐ唯一の存在だったが…。ヒロインの心理を代弁するような寒々しくも端正な映像が効果的な、残酷さと美しさを兼ね備えた青春のドラマ。
という内容です。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-天と地

申し訳ないけど、よくある若い人たちの迷走ドラマなので、あまり感動しませんでした。日本でも、結構、こういうドラマ、あるよなぁ。田舎に住んでいる女の子が、都会に憧れ、都会から物を運んでくるトラックの運転手に、つい、引っ掛かってしまい、私を連れ出してとか言うんだけど、運転手の方は、仕事先の、一時の遊びと思っているという、うう~ん、こう言ってしまうと、簡単になってしまう。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-天と地

トルコ映画なので、全体的に暗い空気が漂っていて、その田舎町の閉塞感がとても伝わってきました。田舎だから、近所の目もあるし、世間体を気にしたり、親はいつまでも自分の子供は子供だと思って、手をかけてしまうとか、狭い地域での圧迫されるような、雰囲気が、とても息苦しいと感じました。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-天と地

そうですよねぇ。日本だって、田舎の方に行けば、町に住んでいる住民のみんなの名前を知っていたりして、あの家のAちゃんは就職出来ないんだってとか、離婚したんだってとか、マイナスの噂は、あっという間に広まり、住んでいる人は、秘密は近所に知られないように、本当に気を使っているんだろうなぁ。都会では、隣に誰が住んでいるかも知らないから、そういう問題は無いよね。まぁ、知らないっていうのも、少し恐いけど。(笑)

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-天と地

ゴメンナサイ、私、とにかく、この映画、疲れてしまって、途中で思考を止めてしまいました。あ、寝ちゃった訳ではありませんよ。内容についてイケなくなっちゃったの。だって、先が全部読めちゃうんだもん。でも、衝撃的な場面もありました。そこは、ネタバレしちゃうと面白くないと思うので言いませんが、私、驚いちゃったもん。トイレの窓から物を捨てるのは辞めましょう。

結構、青春ドラマとか、サスペンス劇場的なものが好きな方には、楽しめると思います。解っていても、やっぱりドキドキするし、どうなっちゃうんだろうって思って、楽しめる人には良いです。私は、ひねくれ者なので、ゴメンナサイね。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-天と地

もし、お時間があったら、映画祭でもう一回上映するので、観てみてください。ちょっと違った、北の国からっぽい雰囲気が味わえるかも。ぜひ、楽しんでくださいね。カメ



東京国際映画祭 コンペティション 天と地の間のどこか


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