今日は、「エージェント・マロリー」の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
並外れた戦闘能力と知性を兼ね備えた女性スパイのマロリー(ジーナ・カラーノ)は、民間軍事企業の経営者で昔付き合っていたケネス(ユアン・マクレガー)からバルセロナにおける人質救出作戦の依頼を受ける。バルセロナでの作戦を手を組んだパートナー(チャニング・テイタム)と共に見事に遂行し、その評判を耳にしたMI6の依頼で、今度は新パートナーのポール(マイケル・ファスベンダー)と組み謎の男を追跡するという仕事が舞い込んでくる。しかし、ダブリンへ旅立ったマロリーを非情なわなが待ち受けていた……。
というお話です。
とにかく、出演者が豪華なんですよ。主演は、無名の新人なんですけどね。とにかく、マイケル・ダグラス、アントニオ・バンデラス、ビル・バクストン、”オビ・ワン・ケノービ”のユアン・マクレガー、”キャプテンアメリカ”のチャニング・テイタム、”プロメテウスのアンドロイド”のマイケル・ファスベンダー、と、もう、誰が聞いても、ええ~!!って言うような有名どころが、ただ、主人公の彼女に殴られて蹴られる為だけに、出演しています。
そんなすごい人が沢山出てるのに、ストーリーは、とても酷いです。まとまりも無くて、何故、罠に嵌められたかという理由も、酷いの。普通、それくらいの理由なら、殺人しないけど・・・っていう理由なのよ。観ていただければ解ると思うけど、つじつまも合ってないの。とにかく、すごい俳優たちを、元格闘家の新人女優に殴らせたり、蹴らせたりさせて、ストレス発散、楽しんでいただこうという趣向かなって感じでした。
元格闘家のジーナ・カラーノさん、確かに格闘は美しいのですが、あまりにも型にはまっていて、キレイ過ぎるんです。キレイ過ぎるという事は、現実味が無いということ。オリンピックを観た後で、レスリング的なものを見せられても、本気か、計画通りに作っているか、良く解っちゃうんですよねぇ。じゃ、殴りますよぉ~みたいな感じに見えちゃうの。(笑)
ま、そんな訳で、結構、格闘シーンはお笑いで、つい、私は噴出してしまいました。大体、チャニング・テイタムを、目一杯殴って、投げ倒すって、笑えますよ。女ってコワイって感じで、超笑えました。トータル・リコールでも、”奥さん、怖い!!”って笑ったけど、今回は、”オネーさん、怖いっ!!”って笑えます。女性が強くなるのは良いけど、力でねじ伏せる強さじゃなくて、精神的に強い方がステキな女性だって思うんだけど、最近、違う方向に向かっているようで、ちょっと寂しいな。
そうそう、男性陣の出演者は、とってもステキですよ。マイケル・ファスベンダーは、またも上半身脱いでくれます。バンデラスさんは、またもエロ親父全開です。ビル・パクストンは、ステキなお父さん役。ユアンは・・・ネタバレになるので書けません。チャニングは、今回も熱血青年っぽいですよ。
私は、この映画、あまりお薦めとは言えませんが、ステキな男性陣が虐められるのを見に行くなら楽しい映画だと思います。ストーリーを楽しみに行ったら、大変な事になるので、気をつけてくださいね。マロリーに蹴り倒される姿は、結構、スッキリしますよぉ。芸と分かっていても、気持ちが良いほどの飛び具合なので、楽しめます。ぜひ、楽しんできてくださいね。
・エージェント・マロリー@ぴあ映画生活
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