今日は、「コロンビアーナ」の試写会に行ってきました。会場が良くなかったので、行こうかどうしようか悩んでいたのですが、近所で上映されるか判らなかったので、重い腰を上げて、行ってきました。
ストーリーは、
1992年、南米コロンビア。麻薬組織のマフィアたちに目の前で両親を惨殺された9歳の少女カトレヤは、その場を逃れてシカゴでギャングとして生きるエミリオ(クリフ・カーティス)に身を寄せる。彼のもとで殺しのスキルを習得していったカトレヤ(ゾーイ・サルダナ)は、美しいプロの殺し屋として成長する。その技術を駆使して両親を殺した者たちに復讐(ふくしゅう)を果たそうと、彼らの所在を探りながら、殺しを重ねていくカトレヤ。だが、FBIやCIAをはじめとする捜査機関が、そんな彼女をマークし、行方を追い始める。
というお話です。
「ニキータ」「レオン」に続き、アサシン(暗殺者)が主人公の映画でした。今回の主人公カトレア(ゾーイ・サルダナ)は、9歳の時に両親を目の前で殺され、その復讐をするというお話です。アクションも派手だし、面白いことは面白いのですが、ちょっと、内容的に荒いかなと思いました。
カトレアの両親が殺され、彼女は、アメリカ大使館に保護を求めに行くのですが、その時に、あるデータを持っていくんですね。そのデータが、いったい何なのかということは、ほとんど説明されずに進んでしまって、自分で想像するしか無いんです。私が想像するに、国も関わっている犯罪データではないかと思うのですが、それを、カトレアがCIAに渡したので、コロンビア国自体が犯罪に関わっている事が公になってしまい、マフィアのボスもコロンビアに居られなくなり、アメリカのCIAにデータを自分が持ち込ませたように思わせ、自分をアメリカに亡命させたのではないかと思います。
その事がスッキリしないと、どうしてコロンビアに居たボスがアメリカに住んでいるのかとか、アメリカでも力を持ったままのマフィアが存在しているのかという事が、納得出来ないんです。そこら辺の話が、とっても荒いんですよね。
でも、ゾーイ演じるカトレアは、とてもしなやかな動きで、本当に美しいです。殺しのテクニックも、素早く無駄が無いので、戦闘場面とかは、とてもスッキリ出来ますよ。気持ちいいです。彼女は、能面で殺していきますからね。もー、ありがとうって言いたいくらい、気持ちよく、殺してくれます。私も混ぜて欲しいくらいでした。(笑)
良く、復讐は何も生まないとか、きれい事を言うドラマとかあるでしょ。でもね、やるとこまでやらないと、納得出来ないんですよ。自分の親とか愛する人を目の前で殺されたら、当たり前でしょ。相手に復讐出来れば、それで自分は死んでも良いくらいの覚悟なんですから、生むも何も関係ないんです。だから、私は復讐賛成派です。でも、殺すより惨酷な、目を潰すとか、足を切るとか、腕を切るとか、半殺しの方が、相手は苦しむんじゃないの?後は、エイズの血を飲ますとかは「告白」でもありましたよね。一番、相手に惨酷な方法が良いのではないかと思います。ただ、気持ちよく一瞬で死ぬなんて、復讐にならないでしょ。(笑)
だから、カトレアは、とても良心的な暗殺者なんじゃないかと思います。相手は苦しまないもんね。一瞬で済むなら、恐怖はあるけど、すぐ楽になるんですもん。そんな幸せに殺してあげるなんて、とってもやさしいなぁって思いました。
この映画、ちょっとストーリーが荒いので、万人に楽しんでもらえるかと言うと、ちょっと難しいかも知れませんが、アクションで楽しめる方は、ぜひ、観てください。アクションは、とても美しいです。彼女の身体能力、素晴らしいです。そうそう、子供の頃のカトレアをやっている女の子も、すごいがんばっていて、アクションがすごいですよ。ぜひ、楽しんできてくださいね。
・コロンビアーナ@ぴあ映画生活
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