今日は、「放課後ミッドナイターズ」の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
聖クレア小学校の理科室に長きにわたり居続けた結果、天才的な科学知識を身に付けた人体模型のキュンストレーキ。そんな彼は誰も居なくなった小学校で夜な夜な動き回っていた。ある学校開放日、三人組の幼稚園児マコ、ミーコ、ムツコに好き勝手にいたずらされた彼は大激怒。骨格標本ゴスと一緒に、三人への仕返しを計画するキュンストレーキだったが……。
というお話です。
この映画、ブルグ13という映画館に行くと予告が流れていて、他では観なかったので、何ナノかなぁって思っていたら、ちゃんと全国公開の映画だったんですね。最初観たときは、不気味で、ナンなのかしらって思ったのですが、観ている内に、段々、可笑しくなってきて、昔の理科室とか思い出したりして、期待していました。
取り壊しが決まっている理科室とその中にある雑多の物。人体模型のキュンさまことキュンストレーキと骨格模型のゴス。二体は、長年、理科室で子供たちにいじられて、結構、ボロボロ。でも、まだまだ元気に、放課後を楽しんでいたのに、廃棄されそうになり困っています。そこへ、来春入学してくる予定の幼稚園児のマコとミーコとムツコが学校見学へ。とんでもない3人を見て、もしかして廃棄を止める、ある奇跡を起こせるかもしれないと、3人を利用し始めます。
人体模型のキュンって、昔から学校に置いてある、よくある”アレ”なんですけど、誰でも、あれ、キモいと思いましたよね。小学生の頃、一人で理科室に入りたくなかったもん。ホルマリン漬けの魚とか、動物とか、どんなに慣れても、あの臭いはイヤだったよなぁ。そんな奴らが、出てきて、大暴れするのですが、この動きが柔らかいんですよ。人間の動きをモーションキャプチャーで取り込んでいるんだろうと思うんだけど、とっても見ていて楽しいです。模型と人間の動きと鮮やかな色が、不思議な世界を、とっても楽しい世界に見せてくれて、一度、体験してみたいと思うような、そんな世界でした。
ストーリーに関しては、ちょっとまとまりが無いというか、描きたいことを盛り込みすぎちゃったのかな。段々、何を探してたんだっけとか、何やりたかったんだっけとか、ちょっと、アレって思ってしまいました。だから、何も考えないで観るのが良いのかもね。話が続かなくても、いきなりどうなろうと、気にしないのが一番だと思います。
楽しいオモチャ箱を引っくり返したような映画なので、そんなに説明したり、感想を書くことも無いんですよ。そうそう、ホルマリン漬けだったウサギが出てきて、半分皮が剥けてて、筋肉繊維が見えてるんだけど、この3匹が、とっても極悪なウサギなの。何故か、ピストルを持ってたりして、恐ろしいウサギなんだよねぇ。でも、ホルマリン漬けと言えば、フナとか、カエルとか、ヘビとか、爬虫類系がほとんどだったと思うんだけど、この学校の理科室は、ちょっと不思議です。
この映画、誰に薦めたら良いかなぁ。子供が観ても面白いとは思うけど、ちょっと好まれるかどうかは、子供によるよねぇ。大人も、楽しめる人とダメな人と、分かれるような気がします。アホで、ちょっと海外っぽいアニメが好きな方は、ぜひ、観てみてください。日本のアニメが好きな方には、ちょっと違う雰囲気かもしれません。ぜひ、楽しんできてくださいね。
・放課後ミッドナイターズ@ぴあ映画生活
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