公開日に、どうしても観たくて「トータル・リコール」を観てきました。
ストーリーは、
容易に記憶を金で手に入れることができるようになった近未来、人類は世界規模の戦争後にブリテン連邦とコロニーの二つの地域で生活していた。ある日、工場で働くダグラス(コリン・ファレル)は、記憶を買うために人工記憶センター「リコール」社に出向く。ところが彼はいきなり連邦警察官から攻撃されてしまう。そして自分の知り得なかった戦闘能力に気付き、戸惑いながらも家に帰ると妻のローリー(ケイト・ベッキンセイル)が襲ってきて……。
というお話です。
私の大好きなフィリップ・K・ディック原作の小説を、シュワちゃん主演の映画に続き、2度目の映画化。キャストを変えただけかなーなんて思いながら観に行ってみたら、ちゃんと、新しい設定になっていて、楽しめました。
今回は、火星に行かず、地球が壊れてしまって、イギリスとオーストラリアの2箇所にしか住む事が出来なくなっているという設定なんです。でね、地球の真ん中に穴を掘って、大きなエレベーターで、行き来しているんです。不思議な設定でした。もちろん、重力は普通にあるんだけど、居住スペースが、どんどん上に伸びて行って、空中都市のようなビジュアルに見えました。
そんな都市で、労働側として生きているダグラスは、成功者ではないけど、妻と細々と暮らしています。でも、変な夢ばっかり見るので眠れなくて、楽しい記憶を買って、眠れるようにしようと考えて、記憶を売るリコール社を尋ねます。ここら辺は、シュワちゃんの前作と同じですね。
で、記憶が違っていることに気がつくんですけど、いやぁ、今回も、妻(ケイト・ベッキンセール)が、超強くて、恐いです。いつの時代も、奥さんは恐いんですねぇ。(笑)いきなり首絞められたり、殴られたり、銃で撃たれたり、もう、奥さん酷いっ!!こんな人とは、決して、結婚したくないですねぇ。美人だけど、こんなに強くちゃ、無理っすよ。
そしてもう一人の女性メリーナ(ジェシカ・ビール)も、強いんだけど、敵ではないようなので、こちらは安心。まぁ、触ったりしたら殴られそうだけど。そんな強い女性二人を相手に、ダグ(コリン・ファレル)が、本当の自分を探して、右往左往します。
映像は、もちろん、前より進化しているので、とっても面白いです。地底エレベーターは、面白いなって思いました。確かに、わざわざ宇宙に出るより良いアイデアだよなぁ。そして、空中都市も、縦横に張り巡らされたエレベーターが、縦横無尽に動き、都市の何処にでも繋がっているように設計されていて、一瞬、「キューブ」という映画を思い出しました。
富裕層が、ある理由で、貧困層に戦いを仕掛けるんですが、その戦いに行くのが、スターウォーズのクローン戦争のようなロボット兵士で、山ほど作られているんです。労働者が、その労働で作ったロボットに滅ぼされそうになるという、労働者側から言わせると、許せねぇって感じですよね。
そんな不条理を正そうとした男が、記憶を変えられてダグという人物にされていて、でも、本当は、もっと、過去に色々あったりして、結構、奥深い話になっていました。ネタバレになるから、あんまり書けないけど、過去の記憶を取り戻す為に、テロリストのリーダーである自分のボスに会うために、妻から必死で逃げ回ります。妻じゃないんだけど、記憶が戻らない限り、妻という認識だから、なんか、笑っちゃうんですよねぇ。それ、DVじゃんっ!!(笑)
結構、面白くて、私は楽しめました。夏にお薦めの1本だと思います。スッキリするアクションSF大作だと思いますよ。ぜひ、楽しんできてくださいね。
・トータル・リコール@ぴあ映画生活
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