「メリダとおそろしの森 3D」 字幕版 あまり日本では受けないお話のような気がしました。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

先日、「メリダとおそろしの森 3D」を観てきました。字幕版を探すのがたいへんでした。どうして吹替え版ばっかりなの?字幕版が観たいのに、まして、本当は2Dで良かったのに、やってないから、仕方なく、3Dの字幕版で観ました。


ストーリーは、

王女メリダは王家のしきたりや伝統に反発を覚え、娘に女性らしい優雅さを身に付けるよう願う母と度々ぶつかっていた。そんなある日、彼女は鬼火に誘われるようにして森の奥深くへと入り込み、魔女の家にたどり着く。そこで彼女は自分の運命を変えてもらいたいと訴え、その願いがかなうと同時に、それまで安泰だった王国が災禍に見舞われてしまい……。
というお話です。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-メリダ

この主人公のメリダという王女、魅力的じゃないんです。普通、違和感があっても、内容が良ければ、途中から、段々と可愛く見えてくるんだけど、性格が悪くて、頭も悪くて、最悪の王女だなって思いました。今までのディズニーのアニメで、これほど性格の悪い主人公、居たかしら。この年齢で、これほど周りの状況が読めず、人の気持ちが解らずって、酷いですよ。日本人なら、小学生だって、誰が困っていて、誰が正しいことを言っているのか、解ると思うけど。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-メリダ

母親がうるさい事ばかり言うから、魔法で運命を変えてくれって願うんだけど、酷いでしょ。そりゃ、思春期の頃は、母親ってうるさいと思うだろうけど、だからって、母親の運命を変えてしまおうなんて思わないでしょ。トンでもないですよ。母親が居なければ、自分は生まれてないんだし、自分が、今、楽しいことを出来るのは、母親がそれなりの地位に居て、周りが守ってくれているからでしょ。普通の国民なら、馬で駆け回るなんて出来ずに、既に働かされてますよ。


自分が置かれている立場が、どれほど優遇されているものなのか、まったく判っていないところに腹が立ちます。もう、結婚相手を探す年齢ですよ。どんなに若くても、12~13才以上でしょ。その年齢で、周りが見れないなんて、親はどういう教育をしているんじゃ。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-メリダ

そうそう、予告CMだと、森の魔法を使ってしまったから戦争だ~って言っている場面があると思うんだけど、内容がまったく違います。魔法を使ったから戦争になる訳ではありません。そもそも、森の魔法を使ってはイケないという掟はありません。伝説で、昔、森の魔法使いに魔法を頼んだ王が、失敗しちゃって、国を滅ぼしたというだけで、掟があるわけではないんです。だから、戦争は、まったく別のもの。関係ありません。戦争になる原因は、はっきり言って、メリダ一人にあったと思います。


スイマセン、最後まで、バカ王女としか思えず、どうしても良い感想が書けません。ごめんなさい。アニメとしては、絵も美しいし、3Dもキレイだし、クマはかわいいし、笑えるところもあるんですけど、主人公に魅力がないと、これほど、のめり込めないもんかって言う、典型的な作品ではないかと思います。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-メリダ

ぶっちゃけ、日本のアニメって、すごく上手いでしょ。ストーリーから、絵から、すべてが良くて、教訓がたくさん詰まっているじゃないですか。人に優しく、奢ることなく、初心を忘れずに、自分の立場を考えてと、小さな頃からアニメで教えられているから、頭の良い子は、それを段々と理解して、良い大人になって行くと思う。そういう子は、相手の痛さも解るから、いじめなんてしないと思うんだけどな。で、必ず、主人公は魅力的に描いているでしょ。別に、すごくかわいいとかじゃなくても、段々とかわいく見えてくるんですよね。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-メリダ

そういう日本アニメで育っているから、このメリダのように、あまりにも極端に可愛げの無い性格の主人公だと、無理なんです。教訓が語ってあっても、受け入れられないの。私は、ダメでした。



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