我が家のフェレット、”もも”も、既に5歳。そろそろ、高齢だし、大丈夫かな~って思っていたら、やっぱり来ました。
副腎腫瘍という病気です。フェレットは、必ずと言って良いほど、5歳頃になると、副腎の影響が出てきます。モモは女の子なので、どうなるのかなって思っていたら、ある日、段々と下半身が太ってきて、2~3週間でいきなり体重の2割近く太りました。驚いて、すぐ病院に連れて行ったら、左副腎が腫れてきていて、手術をすれば治るとのこと。まだ体力もあるし、副腎もそれほど大きくなってないので、大丈夫とのことで、直ぐに手術の予約を入れました。
(ママの服の中が好き)
フェレットという動物は、アメリカやカナダから輸入される前に、虚勢手術を受けてくるのですが、私、野良になって数を増やさないようにってことかと思っていたら、そうではなくて、フェレットは発情すると、交尾をしない限り、発情が終らないらしいんです。だから、もし、虚勢しない子が居たら、必ず、発情する度に交尾をさせないとおかしくなってしまうそうです。驚きました。それほど種族を増やさないと天敵が多くて絶滅してしまうんでしょう。本当に動物ってすごい。生物の命への取り組みというか、種族を永らえさせる為の本能って素晴らしいですね。彼らなりに、とても進化しているんです。
(モモさんのお気に入りソファ)
ももの前に飼っていたフェレットは、すべて男の子だったので、最初に毛が抜けて、まるで猫の種類でスフィンクスって居るでしょ、それと同じようになるんです。だから、毛が抜け始めたら副腎かなって分かるのですが、ももは、女の子なので、どんな風になるのか心配していました。そうしたら、いきなり太って、ちょっと歩くとペタッて座り込むんです。この太るというのは、発情が止まらずに女性ホルモンがどんどん分泌されてしまって、女性特有の太り方、下半身と脇と太ももに脂肪がどんどん付いてしまうのだそうです。確かに、人間の女性も、年齢が高くなり、ホルモンバランスが崩れてくると、下半身や脇、太ももに脂肪が一番付くのだそうです。ここら辺は、人間もフェレットも同じなんですね。
手術までは、涼しい部屋でゆっくり過ごさせてやるしかないので、好きなものを食べさせて、目一杯、甘えさせています。いつも付いて歩いていたのですが、あまりに体重が重くなってしまい、疲れてしまうので、今はほとんど付いて歩けなくなり、寂しがるんです。だから、起きている時は、一緒の部屋でくつろぐか、抱っこして動いています。ま、寝ていることが多いんですけどね。
みなさんのペットはいかがですか?フェレットの飼い主さんは、5歳近くなってきたら、必ずと言って良いほど、副腎などの病気の心配をした方が良いと思います。いつも見ていてあげてくださいね。
ペットは、家族です。家族の一員なので、大切にしてあげてください。甘えたい時は目一杯甘えさせて、悪い事をしたらちゃんと叱って、一緒に暮らしましょう。生活が豊かになりますよね。それって、しあわせです。
フェレットは、とても飼いやすいペットです。家の中で走らせれば、散歩も必要ないし、大きな声を出すこともありません。虚勢しているので、臭いも少ないです。でも、発情期になると少し臭いがあるかな。飼い主が大好きで、付いて歩きます。一緒に寝たり、肩に乗ったり、本当に、一緒に生活が出来るペットです。
だけど、5歳くらいで、病気が出ることが多いです。小動物なので、寿命が犬や猫より短いんです。でもね、寿命が短いということは、たとえば、高齢の方でも、見取ってあげることが出来ます。自分が死んだ後に残してしまって、可愛そうな末路になってしまうということを極力避けることが出来ます。そして、子供にも、死ぬという意味、寿命という事を教えるのに、とても良いと思います。小さい頃から世話をして、死に目を看取るということは、命というものの大切さを知る事になります。子供に、死を見せない選択より、死というものを理解させる選択は、とても大切な事だと思いますよ。
色々考えて、自分に合ったペット=パートナーを選んでください。最後まで可愛がってくださいね。