先日、「BRAVE HEARTS 海猿」を観てきました。
ストーリーは、
最高レベルのレスキュー能力を誇る海上保安官特殊救難隊のメンバーとなった仙崎(伊藤英明)と吉岡(佐藤隆太)。そんなある日、ジャンボジェット機のエンジンが爆発し、機体が東京湾へ海上着水する事故が発生する。乗員乗客の中には吉岡の恋人、美香(仲里依紗)もいた。沈没までのタイムリミットはわずか20分という状況で、仙崎たちにさらなるピンチが襲い掛かる。
というお話です。
はっきり言って、面白かったです。もう、こうなるだろうと思ったことがすべて起こって、解決に向けて全力で進み、良かったね~みたいな、安心して観ていられる、現代版水戸黄門みたいですね。必ず印籠が出て解決みたいな(ま、印籠は無いけど・・。)感じで、こんな風に現実も進めば、なんにも事故が起きないのになって思うけど、冷静になると、元々、その事故って、ありえないっしょって考えてしまう私でした。(笑)
飛行機が海上着水して、それを助けるんですけど、エンジン3つ止まって、燃料に引火せず、尾翼も落ちてるのになんとか羽田まで飛んで来るって、すごい根性の飛行機ですよね。その飛行機の根性に拍手を送りたい。あの状況だと、引火して爆発すると思うんだけどなぁ。まぁ、その根性で着水した飛行機が、沈むまで20分しか無いってことで、すごい勢いで乗客を避難させます。この場面はすごかったですよ。もし、実際だったら、もっと乗客は慌ててしまって、上手く避難出来ないかも知れませんね。
仙崎は、海保の中でもトップレベルの特殊救難隊に移動して、今回も活躍します。新しい部隊で、色々ありますが、仕事では、みんなプロなので、その技術と情熱で、冷静な判断と、希望を持って、一番良い方法を模索し、行動に移ります。それは、やっぱり本当の海保の方を見習ってやってらっしゃると思うのですが、すごいです。
このシリーズを観るたびに、本当の海保の方々や海保の家族の方々に頭が下がる思いがします。何か事故が起こったら、すべてをかけて助けに行ってくれる。その最前線にいる方々の苦労が見えるし、家族の方々が、どれほど心配して家で待っているのかということが分かり、普段は何も見えないところで努力されている方々に感謝したいです。
そんな海保の方々が、尖閣や竹島の問題で、どうして危険な目に遇わなくちゃいけないんでしょう。政府がキチンとした対応をして、それなりの手を打てば、彼等が危険な目に遇うことも無いし、日本の国なのに日本人が尖閣の島に上陸しようとするのを阻止するようなことをする必要も無いでしょ。海保の人たちだって、日本の領土と言われながら、日本人の上陸を阻止なんてしたく無いでしょう。腰抜けの政府なんて要らない。彼等を危険な目に遇わせ無いで欲しい。国内のレスキューだけで十分危険なんです。無駄な仕事をさせないで下さい。
話戻って、私、このシリーズ、大好きなんですけど、どうしてもヒーロー映画になってしまうところが、納得出来ないというか、ひねくれものの私は、文句を言いたくなっちゃうの。良い映画なんですよ。面白いし、感動したんですけど、何か文句を言いたくなる。うう~ん、でも面白いから悔しいのよっ!!
今回は、吉岡のラブストーリーが見れまして、こいつらアホだなぁって思うような面白い場面があります。女性が観ると、男って、いくつになってもアホなのよねぇって思って、かわいくて笑ってしまう。とってもリアルで、楽しいですよ。でも、彼女は良い返事をくれるのか・・・。そこは、映画を観て、楽しんでくださいね。
ああー、文句を書きたいのに、面白いから書けないわ~!!感動しちゃったし、海保の人ってすごいって思っちゃったし、家族の辛さも伝わってきたし、もー、悔しいけど、私は、お薦めいたします。やっぱり、面白い。観た後、嫌な気持ちにならないもん。子供から大人まで、観た後に、人間って助け合わなきゃっていう思いが沸いてきますよ。
海保の人に敬礼ですっ!!
・BRAVE HEARTS 海猿@ぴあ映画生活
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