先日、「グレイヴ・エンカウンターズ」を観てきました。公開日が、映画の日だったので、つい、公開日に行ってしまいました。ああー、なんか、損したような気持ちになったのは、何故だろう・・・。
ストーリーは、
超常現象を調査しているリアリティー番組「グレイヴ・エンカウンターズ」のプロデューサー、ランス・プレストン(ショーン・ロジャーソン)と撮影チームは、1960年に閉鎖されたコリンウッド精神科病院にやって来る。実はこの番組はただのヤラセ番組で、一行は誰も霊の存在など信じていなかった。視聴者を怖がらせる映像を撮るためいつも通りに演出するが、そのうち本当の超常現象と思われる出来事が発生し……。
というお話です。
ちょっとぉ~、内容、「TATARI」と一緒じゃないですかぁ~!!始まりは、あの 「スピーク」 とほとんど一緒です。いくつかの映画をつなぎ合わせて、恐がらせようったって、無理ですよ。もう、既に、観た事があるんだもん。ぜんぜん驚きません。(笑)予告は、恐そうで、話題になったかも知れないけど、同じストーリーじゃ、全然面白くないよ。
もちろん、いつもの通り、気を持たせて、もったいぶったドキュメンタリー風に始まるんですが、まぁ、これもお決まりなので、またかって感じですよね。で、廃病院に潜入していくんですが、外観とかは、超キレイなままなの。普通、廃墟となっているなら、ある程度、汚れているだろうに、まったくキレイだし、どうして他の用途に用いないんだろうって感じなんですよね。切り売りしたり、建替えたりして、使えばいいのに。
広大な土地に3棟の病棟があり、全部、地下で繋がっているという設定なんです。いつもの通り、ビデオカメラを定点配置して、手持ちカメラを持って、ドキュメンタリー撮影し始めるんですが、相変わらず、どうしてってツッコミを入れたくなるような、アホな事をバンバンやってくれて、病院に閉じ込められてしまいます。あーあ、いつものことなのに、どうして同じ行動をするのかしら。
病院に入ってからは、ほとんど「TATARI」と一緒です。犯人というか、”あー、そいつの霊が悪いんだよねぇ~”っていうのが、まったく一緒。リメイクなら許せるけど、リメイクじゃないんでしょ。どうして、同じなの?違うのは、山海塾(その昔、有名な劇団で、全身白塗りの人が舞台で踊りまくるそうです。私は、NHKかなんかで観た覚えがあるんですけど。)にそっくりな人々が、口を開けて襲ってくるんですけど、ソンビより超弱そうで、恐くないんですよ。走ってくる姿を観たら、吹き出してしまいました。面白すぎるっ!!どうみても、霊じゃなくて、人間なんですもん。(笑)
スミマセン。申し訳ないけど、DVDで「TATARI」を借りて観た方が、まだ面白いと思いますよ。恐いです。映画館で観ると、「金返せ~!」と叫んでしまうかも知れません。ゴメンナサイ、キツイこと書いて・・・。でも、私、1000円でも、返せーって言いたくなったもん。恐いなら、それなりに、恐怖を与えてよ。ホラーの真髄を忘れていませんか?ただ、ドキュメンタリー風に作れば恐いと思ってんのかしら。バカにすんなっ!
ああー、マジで恐い映画を大画面で観たいなぁ。私、最初に「リング」を大画面で観た時は、泣きそうになったもん。貞子、恐すぎでした。あと、もう一つ、邦画で「催眠」っていうのがあったんだけど、それで、菅野美穂が超恐くて、私、天井の梁からぶら下がって、稲垣吾郎さんを観ている菅野美穂を観た時、やっぱり泣きそうになりました。恐かった・・・。今でも、夢に出てきます。「リング」と「催眠」、忘れられない恐さです。そういう、芯からゾーっとして、寒くなるような映画、作って欲しいよね。
・グレイヴ・エンカウンターズ@ぴあ映画生活
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