今日は、フランス映画の 「プレイ-獲物-」 の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
銀行強盗の罪で刑務所にいるフランク(アルベール・デュポンテル)は、先に出所した同房者モレル(ステファーヌ・デバク)に愛する妻子の保護を依頼する。しかし、モレルは若い女性ばかりを狙う猟奇殺人犯だったことが判明し、フランクは家族を守るため脱獄。必死にモレルの行方を追うフランクだったが、モレルが犯した罪まで着せられ、連続殺人鬼の脱獄犯として追われる身になってしまい……。
というお話です。
サスペンス・スリラー・アクション映画という感じですかね。リュック・ベッソンタイプとはちょっと違って、もう少し、ダーク系かな。予想の付かない展開が待ち構えていて、最初に予想していた方向とは、まったく違う方向へ行ったりして、本当に面白いです。フランス映画にしては、解りやすくて、スッキリすると思いますよ。それほど、深く考えてあげなくても大丈夫な映画です。
但し、順を追って、頭の中で整理していかないと、銀行強盗という入り口から入って、まったく違う方向へ行くので、何が目的で、何を追っていて、アレはどこへ行ったのかなどなど、覚えておいて下さいね。そうすれば、とても楽しめると思います。
犯人として出てくる男は、本当に真面目に見えて、良い人で、信心深く、誰もが正直な良い人物として認めてしまうような人間なんです。でも、内面は変態で、人を殺すことが大好きな、気狂い野郎です。すごく頭が良くて、単調な警察官の脳味噌では、太刀打ち出来ないんですよね~。ムカつく~!!
そんな猟奇的殺人犯を、警察は追えずに、銀行強盗で刑務所に入っていた男が、何故か、追うことになるんです。彼の大切な家族まで巻き込んで、味方はたった一人、犯人に気がついた男。警察は追ってくるし、家族は危険にさらされているし、”前門の虎、後門の狼”状態で、緊迫した攻防が続きます。
本当に、目が離せない映画で、最初から最後まで、ハラハラドキドキの、面白い映画です。やっぱり、フランスの映画は、良く出来ているよなぁ。プロットがすごく練られていると思います。途中でブレないし、観る人に媚びることも無い。だから、イイんだよなぁ。映画好きな人、映画マニアの人には、たまらない面白さと深さがあるんです。
私は、お薦めしたい映画です。でも、頭をまったく使わない、ただ笑える映画が好きな方には、難しいかな。やっぱり、映画というものを楽しみたい方にお薦めしたいです。プロ仕様とは言わないけど、正面から向き合うのが好きな人には、良いと思います。ぜひ、楽しんでくださいね。
ああー、もっと色々なところで、上映してくれればイイのにねぇ。残念です。
・プレイ-獲物-@ぴあ映画生活
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