「幸せへのキセキ」 愛する人を亡くした家族が、再生する為に必要だったこととは・・・。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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先日、「幸せへのキセキ」の試写会に行ってきました。


ストーリーは、

半年前に愛する妻を失ったベンジャミン(マット・デイモン)は仕事を辞め、悲しみの渦中にいる14歳の息子と7歳の娘と共に郊外へ引っ越す。そこは閉鎖中の動物園で、敷地内には動物が暮らしていた。ベンジャミンは動物園の再建を決意するも、資金難が発生するなど悪戦苦闘の日々が続く。しかし飼育員や地域の人々に支えられ、少しずつ再建は進んでいき……。
というお話です。

ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-キセキ1

感動作でした。母親を亡くして、心のバランスを崩した子供と、妻を亡くして途方にくれる夫が、悲しみから立ち上がるために、新しい家を探します。イメージに合った家を見つけて、そこを購入したいと申し出ると、条件があり、動物園を経営出来る人物にのみ売るとのこと。最初は、それは無理だと諦めたベンジャミンでしたが、娘ロージーの、動物との触れ合いで嬉しそうな笑顔をしているのを見て、動物園をやってみようと決断します。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-キセキ5

娘のロージーちゃん、すごくかわいいんですよ。息子のディランは、母親の死によって、その悲しみに飲み込まれるように暗くなってしまって、ベンジャミンも困ってしまいます。でも、息子が不安定なのは、ベンジャミンが息子と向き合おうとせず、彼を一人にしてしまっているのが要因のようでした。父親って、息子との関わり方って、難しそうですよね。でも、話さない限り、何も始まらないから、一度、顔を突き合わせて話すことが必要だと思います。

映画の中でも出てくるのですが、20秒の勇気を持てっていうセリフがあって、何事も、恥ずかしいのは一瞬で、過ぎてみれば、達成感と幸せが必ずやってくるというんです。確かに、何も話さなくて、自分の中にしまっておいたら、いつまでも解決しないし、恥ずかしいという気持ちは永遠に終わりません。でも、一瞬、勇気を出せば、その羞恥心は、誇らしい気持ちに変わります。

ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-キセキ3

そして、動物園の動物たちは、何も知らず、オーナーの居ない動物園で、貧困な生活を送っていました。具合が悪くても薬も貰えず、医者にも診てもらえず、本当にかわいそう。人間の勝手な考えで、檻に入れられ、見世物にされ、餌もろくに与えてもらえず、残酷なことです。人間は、動物たちにその生態を見せてもらっているのだから、最高の贅沢をさせてあげても良いはずなのに、彼等に申し訳ないです。そんな酷い状態の動物園を、動物も幸せに生きれるように、立て直していくのは、本当に大変そうでした。どうなったかは、映画を観てくださいね。どの動物にも、話しかけて、意思が通じるように努力を重ねていく姿は、とても感動でした。彼等にも、その人間の気持ちは通じたと思います。

ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-キセキ2

マット・デイモン、とてもやさしいお父さんを演じていました。ボーンシリーズをやっていた顔とは、まったく違います。少し、太ったのかしら。年を取ったからだという方も多いようですが、私は、とてもステキな大人の男性に変わって行っているのだと思いました。やっぱり、男は、年を重ねて、人生が顔に出てくるようになると、味が出てきますね。若い子も良いけど、味のある顔と演技は、それ以上に魅力を感じます。

ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-キセキ4

この映画、私は、とってもお薦めしたいと思います。大人でも子供でも、感動出来て、楽しめると思いますよ。難しいことはありません。旭山動物園のお話と同じように、動物園再生のお話と、家族の再生のお話です。とても良い映画でした。ぜひ、映画館で楽しんでください。楽しいです。カメ



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