先日、「ミッシングID」の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
ごく普通の高校生らしい毎日を送っていたネイサン(テイラー・ロートナー)は、ひょんなことから誘拐されたまま消息を断った子どもたちの情報サイトに、13年前の自分の写真が載っているのを発見する。謎や疑念に支配されていくうちに、周囲の人間が何者かによって消されていき、ネイサンも狙われるように。それまでの日常と人生が仕組まれたものであることに気付いた彼は、想像を絶する逃避行を繰り広げながら、すべての謎を解き明かそうとする。潜在的な戦闘能力を発揮し、追手や刺客を倒していく過程で、ある暗号の存在に行き着くが……。
というお話です。
自分が行方不明サイトに載っているって、どんな気持ちなんだろう。本当に驚くし、自分の親を疑ってしまいますよね。両親が誘拐犯かも知れないんだから。一瞬、「八日目の蝉」を思い出しました。でも、違う理由なんで、安心しました。これ、ネタバレなのかしら。でも、始まって、結構、直ぐにわかるからイイよね。ちょっと複雑な理由で、彼は親ではない養父母に育てられていました。
ちょっと問題だなって思ったのは、学校の課題で行方不明者情報サイトを調べるようなことをさせていること。そんな、人の不幸を話題にして、調べさせるなんて、あまり良い課題ではないと思います。そんなことより、もっと調べることや学ぶことはあるでしょ。学校の先生、ちょっとおかしいよ。教育者が間違っていると、子供が困るので、気をつけて欲しいよね。
調べていたら、自分の写真を見つけるんだけど、まぁ、これも、あまりに調子が良いというか、すごいなって思ったのですが、まぁ、映画だから良い事にしましょう。(笑)普通なら、子供の頃の写真が不明者リストに載っていたら、最初に親に聞くんじゃないの?いきなり自分で調べるって、よっぽど親を信用していないとしか思えません。本当は、とても良い養父母だったんですけどね。
ネイサンは、何故か、CIAにも謎の集団にも追われることになり、誰が味方で誰が敵なのか、判らない状態での逃走劇は、高校生にはとっても過酷で、普通なら捕まっているはずなのに、何故か、ネイサンは捕まりません。そうです、何故か、そういう教育を知らないうちにされていたからなんです。すごいでしょ~。
ここまで書くと、まるでボーン・アイデンティティのようでしょ。そうなんです、この話、高校生版、ボーン・アイデンティティと言っても良いほどの、深い裏があるんです。だけど、実は、ストーリーの作り込み方が甘くて、穴が多いです。超残念よねぇ。主演がテイラー・ロートナーだし、上手く行けばシリーズ化だってありえたかも知れないのに、脚本、甘すぎます。ツッコミどころが満載なんですもん。でも、面白いよ。
ネイサン=テイラーは、とってもかわいくて、イイ身体してますねぇ。またも、身体に惚れ込んでしまい、イイなぁって思いました。彼は、アクションスターとしてやっていって欲しいな。必ず、上半身はシャツか、裸で出て欲しい!!あの美しい筋肉を隠さないで~!!
私は、頭を使わないで、カッコイイアクションと深そうで適当な謎を楽しめる方には、お薦めいたします。色々考えてしまうと、あまりに謎の練り方が甘いので、なんだよぉ~って事になりますので、突っ込まないでくださいね。テイラーはカッコイイし、誰がネイサンの親なのかを探る過程は面白いので、観ていて、結構、楽しめると思いますよ。ぜひ、観に行ってくださいね。
・ミッシング ID@ぴあ映画生活
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