先日、「幸せの教室」を観てきました。
ストーリーは、
ラリー・クラウン(トム・ハンクス)は、大学を出ていないという理由から長きにわたって勤務してきたスーパーをリストラされてしまう。その後、隣に住む夫婦の勧めで地元の大学に通うことに。大学での新生活に希望を抱くラリーだったが、ラリーを教える教師のメルセデス(ジュリア・ロバーツ)は仕事への情熱を失っていた。しかし、そんな二人の出会いがお互いの人生を大きく変えていく。
というお話です。
久しぶりにトム・ハンクスの映画を観たような気がします。オジさん全開ですが、なんか、彼の映画は和みますよね~。笑顔がステキなのかな。とても優しい映画でした。
海軍で働き、除隊後にスーパーに勤めていたのですが、大学を出ていないせいで、リストラにあってしまいます。成績はとても良い社員なのに、大卒じゃないだけでリストラというのは、日本でもあるのかも知れません。私なら、成績の良い人間を残して、能力の低い大卒をリストラするけどなぁ。ま、大きな会社は、社員が多いから、経歴基準でリストラしていくのかも知れませんけどね。会社の能力低下になっちゃうのになぁ。
リストラされたラリー(トム・ハンクス)は、大学を出てないせいだと思って、大学に通ってみることにします。驚いたのは、アメリカの大学って、専攻したい学科だけ受けて学位が取れるの?大学と言うと、4年生しか思い浮かばなかったのですが、違うんですね。ラリーは、経済学とメルセデス(ジュリア)が担当するスピーチの講座を受ける事を決めて、真面目に通い始めます。
クラスで知り合った若い子に誘われて、スクーターで出かけたりして、たくさんの影響を受けるんです。今まで、興味を持たなかった事にも挑戦し、仕事だけだった男が、段々と活き活きとなっていくのが分かります。人間って、いくつになっても、新しい事に興味を持つと、活き活きと生きられるということがわかるんです。
人間の幸せって、それほど大変なことではなくて、不幸から生まれる大きな幸せもあるんです。リストラという不幸を、不幸と思って、どん底に落ち込んでいるより、起死回生を考え、一つ踏み出すと、前よりも素晴らしい未来が待っていて、幸せになれることって、多いと思いますよ。何もやらないで、ぐずぐずしているより、何かやって、失敗する方が、よっぽどスッキリしますよ。私なんて、失敗しっぱなしです。(笑)
ジュリア・ロバーツ、とってもステキでした。自然体の彼女が、この役にピッタリです。最初は、ぐうたら旦那に嫌気がさしていて暗い顔なんですが、彼女も、ラリーやクラスの生徒によって、段々と活き活きして、明るい表情になっていくんです。観ているこちらまで、段々と気持ちよく、明るい気持ちになっていくので、ジュリアって、ホントに上手いんだなって思いました。
この映画、私は、超お薦めいたします。気持ちが明るくなる映画で、若い人から年代が高い人まで、誰もが、楽しめる作品になっています。しあわせって、閉じこもっていては手に入らないんです。一歩踏み出して、外に出てみることが大切なんだってことを教えてくれます。ぜひ観に行ってみてくださいね。
・幸せの教室@ぴあ映画生活
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