今日は、「ダーク・シャドウ」の試写会に行ってきました。ちょっとダルかったので、行こうか悩んだのですが、やっぱり観たくなり、行ってきました。
ストーリーは、
イギリスからアメリカに移り住んだお金持ちのコリンズ家に生まれたバーナバス(ジョニー・デップ)は、魔女アンジェリーク(エヴァ・グリーン)によってヴァンパイアにされてしまった上に、生きたまま埋められてしまう。その後、ふとしたことで彼は200年の眠りから目覚めるが、コリンズ家はすっかり落ちぶれていた。バーナバスは、コリンズ家再建を末裔(まつえい)と成し遂げるべく、自らの父の言葉である「唯一の財産は家族」を胸に行動を起こす。
というお話です。
ジョニー様の新作、やってきましたよぉ~。今回は、ヴァンパイアになっちゃいます。もちろん、血も吸いますよぉ~。ちゅ~ちゅ~!!(笑) 魔女に呪いをかけられて、ヴァンパイアになってしまうというお話なんですが、昔のテレビドラマだったものが基になっているそうです。
セレブの坊ちゃまだったジョニー扮するバーナバスは、使用人のアンジェリークに誘惑され、一時の情事にふけってしまうのですが、最愛の女性にめぐり逢い、彼女との関係を断ち切ろうとして恨まれてしまうんです。恐ろしいでしょ~。これ、結構、現代でもありそうじゃないですか。女って恐いからねぇ。特に、年上の女性は、恐いよぉ~。男性たち、気をつけてね。本気でなければ、あまり年上の女性に手をつけないことをお薦めいたします。(笑)
そんな訳で、ヴァンパイアにされて、棺桶に閉じ込められて、200年。起きて見たら、まったく違った風景に、戸惑うばかり。面白かったですよぉ。マクドナルドを見て、メフィストフェレス?なんて言っているバーナバスのアホさ加減に笑えました。
そんなギャップも物ともせず、自分の末裔をなんとか繁栄させようと奔走するのですが、またも、アンジェリークの妨害にあっちゃって、ドタバタ劇が始まります。お笑いだけかと思ったら、結構、真剣に戦ったりするので、面白いだけじゃなくて、楽しめます。
この映画を観ると、このアンジェリークが、あの「僕等がいた」で問題になった「愛してもらうことを望む人」なんです。自分が愛するのではなく、私を愛しなさいって強要するだけなの。愛してもらいたかったら、自分が愛さなきゃ相手は振り向いてくれないよって言うのに、ただただ、愛を望むだけなんです。確かに、召使という身分だった境遇とかもあるのかも知れないけど、でも、ダメだよね。最後まで、可哀想な人だなって思いました。バーナバスは、愛する人を大切に思う人間?なので、ヴァンパイアなんだけど、血の通った人間臭い感じがしました。
バーナバスの末裔も、色々問題があって、子供を捨てていく親、親の話を全く聞かない娘、死んだ母親を忘れられない息子、ボンヤリしている祖母、ケチな当主などなど、大問題がたくさんあって、こちらも笑えます。大豪邸に住んでいながら、貧乏なのよ。かわいそうでしょ。ま、でもそれなりに暮らしていて、そこに、古臭いオッサンが出てくるから、そのバランスが面白いの。貧乏なのに、どうやって繁栄させていくのか、それをお楽しみにね。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。観た感じ、ちょっと「コープスブライド」を思い出しました。私、やっぱり、ティム・バートン監督の映画、好きなんだな。雰囲気が私好みなんです。楽しくて、笑えて、ちょっと悲しくて寂しい感じがして、心に残るんです。ぜひ、観てみてくださいね。
・ダーク・シャドウ@ぴあ映画生活
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