【映画祭】「何もかも音楽のせい」 何歳になっても幸せを求める気持ちは同じ。幸せになりたい。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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イタリア映画祭の11作目は、「何もかも音楽のせい」を観ました。


ストーリーは、

俳優としても活躍するベテランのリッキー・トニャッツィ監督が贈る、心温まる中年の恋愛劇。定年退職を迎えたジュゼッペには妻と一人娘がいたが、宗教にはまった妻とは冷え切った仲になり、幸せとはいえない結婚生活だった。ジュゼッペを心機一転させようと、親友のナポレオーネは、自身もメンバーである町の合唱団に誘う。そこでジュゼッペは美しくて歌が上手い中年女性のエリザに一目惚れし、合唱団に加わることになる。エリザ役は、ステファニア・サンドレッリ。

というお話です。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-音楽6

定年したジュゼッペは、家に帰っても、居るところが無いんです。今までは、宗教にハマる妻と母、引っ込み思案の娘が家に居たので、仕事に逃げることで、なんとか上手く過ごしてきていたのですが、毎日、逃げる場所がなくなったジュゼッペは、友達のナッポに助けを求めます。なんか、こういう姿を観ていると、日本のお父さんたちと一緒なんだなって思って、同情してしまいました。(笑)

ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-音楽5

結婚すると、どんどん妻の方が強くなり、妻と子供が一緒になって、父親のことを邪魔扱いするから、本当に居場所が無いんですよね。それって、女がイケないんだと思うけど、夫が父親が仕事をしてお金を稼いでくれているから生活出来ているんでしょ。自分も同じだけ働いてお金を入れていれば良いけど、そうじゃないなら、やっぱり大切にしてあげるべきじゃないの?邪魔にしている人から餌を貰っているんだから、自分はもっと無駄な存在だって言っているようなもんです。

ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-音楽3

そんな風に、邪魔にされてしまったジュゼッペは、結局、家に居られなくなり、ナッポの家に居候を始めます。ナッポと一緒に、色々な楽しみを見つけた中の一つに、合唱団があって、そこで出会ったエリザという女性に一目ぼれ。新しい幸せを手に入れようと、奮闘します。ステキでしょ。定年しても、もう一度、恋愛をして、幸せを手に入れたいって思う気持ちが素晴らしいと思いました。そのパワーって、私も年を取っても持っていたいな。

ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-音楽2

ジュゼッペと一緒に遊びまわるのは、とっても若々しいナッポです。同級生なんだけど、ナッポは、俗に言う、イケてるオッサンで、若い女の子を引っ掛けたりするんです。それが、引っ掛かってくるのもすごいんだけどねえぇ。自転車で山を登ったり、赤のオープンカーとかを乗り回したり、超頑張ってるんだけど、やっぱり、オッサンなんだよね。体力が続かない・・・。(笑)

ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-音楽4

この映画、公開したら楽しいだろうなぁ。本当は、高齢者たちのコミュニティとかで上映してあげたら、みんな、元気になりそうなんだけどな。定年すると、なんか、元気なくなっちゃう方っていらっしゃるじゃないですか。だから、元気出して欲しいんですよ。ムチャしてもいいんです。せっかく、仕事しなくて良いんだから、色々な所を散歩しても良いし、映画に言っても良いし、パズルしても良いし、スポーツしても良いし、勉強しても良いし、なんか、やってみたらいいと思いますよ。いつまでも、私達の憧れるような先輩でいて欲しいし、ステキな姿が見たいもん。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-音楽1

日本公開は決まっていませんが、公開して欲しいな。これからは、日本も高齢者がどんどん増えているんだし、高齢者にお金を落としてもらえるような作品が良いと思うんですよね。ガチャガチャしている作品ばかりではなくて、こういうじっくり楽しめる作品も良いと思いますよ。私は、とってもお薦めしたい作品です。カメ


イタリア映画祭 2012