先日、「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」を観ました。
ストーリーは、
ケーキ屋の経営に失敗した上に恋人に捨てられ、人生どん底のアニー(クリステン・ウィグ)。幼なじみの親友リリアン(マーヤ・ルドルフ)を心のよりどころにしていたが、彼女から婚約したと告げられ、花嫁介添人をまとめるメイド・オブ・オナーを頼まれる。喜びと寂しさを抱えながらまとめ役を務めるアニーだが、介添人の一人であるヘレン(ローズ・バーン)と事あるごとに衝突、さらには一行をブラジル料理で食中毒にさせてしまったり、パーティーへと向かう飛行機で泥酔して搭乗を拒否されたりと、トラブルばかりを引き起こしてしまう。
というお話です。
あのぉ、この映画、酷く下品なんですけどぉ・・・。まぁ、とっても笑えました。面白かったです。それにしても、この主人公のアニー、超ダメダメ女なんですよ。男にとっては都合の良い”寝るだけ女”、仕事をすれば客を怒らせ、自分の考えを友達に押し付け、ハッキリ言って、友達に欲しくない女です。だから、観ていて、イライラしてしまいました。それが狙いなんだろうけどね。(笑)
アニーは、本当に素直な女じゃないんです。そんなところで見栄を張っても仕方ないでしょっていうところで、訳の解らない意地を見せて、考えを曲げないんです。一言、私はそんなにお金が使えないから辞めるわと言えばいいだけなのに。誰もが同じ価値観ではないし、たとえば、そんな物に1万円払うのはイヤと思う人と、1万円くらいなら良いわって思う人といると思うんですよ。だから、自分はイヤだと思えば、それを伝えれば良い。くだらないことで、人に合わせる必要は無いんです。
仕事で失敗したから、自身を無くしているのだと思うんですけど、なんだか、とってもマイナス嗜好に見えるんですよ。私なんてイイのよって感じ。だからって、口だけで上手く誤魔化して、その場を通り抜けようとするのは、マジでムカつきました。相手に失礼でしょ。大人の癖に、そんな事も解らないのっ?て、思いました。相手は、その場その場で、一応、真剣に考えて、意見を言っているのに、それを適当に考えていたら、誰も相手にしてくれなくなりますよ。
そんなダメ女アニーも、幼馴染のリリアンだけは大切にしているのですが、この結婚の用意で、リリアンの友達のヘレンと上手く行かないんです。ヘレンは、アニーが持っていないものを全て持っていて、やることなすこと、すべてが、アニーの癇に障るんです。だから、アニーは、ヘレンに対抗するためにムチャをして、リリアンの結婚の準備をメチャクチャにしてしまうんです。もー、酷い女でしょ。(笑)
確かにアニーは、30代中ば(かな?)で、どん底状態なんで、全ての怒りが溜まっているのかもしれないけど、それを周りに吐き出すのは大人気ないよね。いくらでも挽回出来るチャンスはあるのに、全然、それをやろうとしないの。いつも自分を哀れんでいて、何にでも理由をつけて、自分のせいじゃないから仕方ないって思うんですよ。でも、男と上手く行かないのも、お金が無いのも、全部自分のせいだからねっ!!自分で立ち直る為の手立てをしない限り、何も変わらないんだからっ!!ああー、負け犬女だから可愛そうでしょ、哀れんでよっていう態度は、最悪!!
と言う訳で、私には、どうしても主人公のアニーを受け入れることが出来ず、イライラしっぱなしの内容でした。でも、バカな場面は、笑えますよ。ハングオーバーの女性版として作ったんだろうけど、男だとイヤミが無い部分も、女の、それも30才を超えた痛いオバサンがやると、結構、辛いものがありました。20代の半ばの子がやるならイインだろうけどね。
私は、お薦めともダメとも言えないかな。確かに、笑える場面が多かったので、楽しめるとは思いますが、主人公にイライラしてしまったので、なんともねぇ。これ、R指定ついているかな?子供には、絶対に見せないでくださいね。超下品ですから。大人だけね。(笑)気になった方は、ぜひ観てきてくださいね。
・ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン@ぴあ映画生活
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