【映画祭】「気楽な人生」 人生って、どう転ぶか解らない。女って、マジ、悪魔だわって思うよ。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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イタリア映画祭10作目は、「気楽な人生」を観ました。


ストーリーは、

昨年の映画祭で上映された痛快な喜劇『星の子どもたち』のペッレグリーニ監督が、友情や恋愛、陰謀や裏切りがないまぜになった物語に、ユーモアをまぶして味わい深いドラマに仕上げた。ケニアの僻地で医療に従事するルカに、名うての医者で親友のマリオがローマから加勢しに来る。現地になかなかなじめないマリオだったが、二人は親交を温める。だが、マリオがローマに残してきた妻が突然ケニアにやって来たことから、三者それぞれの思惑が明らかになっていく。

というお話です。

ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-気楽5

いやぁ、面白かったです。なんたって、何度も逆転するんですから。笑ってしまいました。

ローマの病院に勤務しているマリオは、あることが原因で、親友のルカのいるケニアの病院に手伝いに行きます。マリオの妻のジネヴラは、セレブ妻を謳歌していて、ケニアには一緒に行く予定は無かったのですが、こちらもある理由で、ケニアに向かうことに。ジネヴラはルカとも知り合いで、実は、こちらも、色々あるんですよ。☆ 


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-気楽3

人間関係がメチャクチャで、笑っちゃうんですよ。どうして、それ、気がつかないの?って感じなの。笑えますよぉ。一見、一番良い人そうに見える人が、トンでもない行動に出て、超悪いことしちゃうとか、悪いと思っていた人が、なんとなく、本当は良い人なんだっていうことが解ったりして、その逆転するバランスが、イイんですよ。ここはこうなるだろうっていう予想を外して、楽しい展開になるんですよぉ。

ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-気楽2

ケニアの病院は、ローマの病院とは雲泥の差で、機械設備やレントゲンも無く、衛生的にも酷い状態なんです。伝染病も多いし、ゲリラや原住民も危なくて、そんな場所で医療を行なうのは、簡単では在りません。そんな地域でも医者が必要だと言って、ルカは医療活動を始めたんです。ルカの父親は、マリオが勤務している大病院の院長なのに、凄いでしょ。


マリオは、大学時代から成績が良く、ローマの病院でもトップを走るような医者で、腕は一流なんですが、どーも、医者としての倫理観に欠けるところがあり、問題なんですよねぇ。そんな彼がケニアに手伝いに行くなんて、どう考えても、ほかに理由があると思うでしょ。そうなんです、すごい理由があるんですよぉ。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-気楽4

そして、マリオの妻、ジネヴラは、超悪女です。裕福な男に食いついて、贅沢な暮らしをすることが彼女の生きがいであり、その暮らしが出来なくなるようなら、次の獲物を探すというような女です。一見、とても情に厚くて、優しそうに見えるのは、彼女の罠なんですよ。本当に、女って怖いなぁ・・・。自分も女だけど、凄いって思いました。確かに、自分の欲望を適えるためには、手段を選ばない女って居ますけど、私は、そういう浅ましい人間にはなりたくないの。というか、私、それほど欲望が多いタイプじゃないんです。特に、物に対する執着のようなもの(ブランドとか)は、一切無いので、男から見ると、ちょっと物足りないようですね。何か買ってあげたいとか、男性って思うでしょ。私、高いものを与えても、与え甲斐が無いって言われたことがあります。(笑)仕方ないじゃないねぇ。ガンプラ貰った方が嬉しいんだもん。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-気楽1

そんな強烈?な3人が、ケニアを舞台に、色々な事を繰り広げます。立場がグルグル変わったりして、面白いですよ。なんか、あんまり詳しく書いてしまうと、観る時の驚きが減るので、あまり言うのは止めますが、とにかく、3人3様で、立場が何度も入れ替わります。裏切りや協力、助けなど、どこでどうなるか、先がわからないところが、この映画の面白いところですよ。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-クリプ6

この映画、日本で公開してくれないかなぁ。面白いのになぁ。ちょっとサスペンスっぽいところもあり、誰もが楽しめるような内容だと思いました。ぜひ、公開して欲しいです。シャンテとかテアトル銀座とかで、上映してくれそうな内容なんだけどな。配給会社様、お願いしますよぉ~!!カメ





イタリア映画祭 2012