先日、「指輪をはめたい」の試写会に行ってきました。本当は、映画祭で観たかったんですけど、コンペ作品と被っていて、どうしても時間調節出来なかったんです。やっと観れました。
ストーリーは、
製薬会社の営業マン輝彦は、営業先のスケートリンクで転倒し、一過性の健忘症となる。鞄から出てきたのは恋人に贈る婚約指輪。しかし、肝心の恋人がどうしても思い出せない。そんな輝彦の前に恋人だと名乗る女性が現れた。美人で仕事もできる会社の先輩、智美、風俗嬢のめぐみ、そして公園で人形劇をしている清楚で家庭的な和歌子だ。全くタイプの違う3人を前にしても、輝彦の記憶は一向に戻らない。本当に結婚したい女性は誰?
というお話です。
ピュアな男心を、楽しく、面白く描いていたと思います。ちょっとサスペンスチックで、山田くん演じる輝彦が、本当は3又するような悪い男なのか、それとも、純粋に思っている女性がいるのか、いつまでも判らなくて、右往左往する姿が無様で面白いです。

主人公は、頭を打って、ある時期の記憶を失くしてしまったんですが、何故か、かばんの中に婚約指輪が入っているんです。どーも、これからプロポーズをする気だったんじゃないかってことで、自分が好きだったはずの女を捜すのですが、それが3人もいて、どの子が好きだったのか、まったく記憶が無いんです。アホでしょ~。女の立場から言わせて貰えば、3又かけてるってなんなのよっ!!失礼でしょっ!!普通は、判った時点で袋叩きに合うと思うんですけどね。曜日ごとに女を変えるなんて、ゆるせんっ!!
観ていると、あれっ?”モテキ”?って思うほど、山田くん、モテモテです。それほど魅力的とは言えないキャラクターなんですが、トップ営業マンなので、頭を打つ前は、口が上手かったのかしら。不思議でした。まぁ、山田くん、かわいいからねぇ。私は、真面目な山田くんより、勇者ヨシヒコの山田くんの方が好きだけどね。
ぶっちゃけ、映画としては、ちょっと物足りないかもしれません。確かに、謎を解明していく過程は、まぁ、面白いけど、でも、そこに落ち着くんだって感じが、最初からある程度見えてしまい、面白さが半減しちゃうんですよねぇ。この話、どちらかというと、舞台向きかなと思いました。舞台なら、これくらいの狭い範囲での話しでも、上手くまとまって、面白く出来るのではないかと思いますが、映画なら、もっと広い視野で表現して欲しいんですよね。
あまりお勧めとは言えませんが、時間があったら、まぁ、楽しめるのではないかと思います。出演者も良いですし飽きさせません。あまり期待をしなければ、笑って、頭を使わずに楽しめて、良いと思います。かわいい山田くんを、楽しんでくださいね。
・指輪をはめたい@ぴあ映画生活
指輪をはめたい - goo 映画