先日、「ステキな金縛り」を観てきました。
ストーリーは、
失敗が続いて後がない弁護士のエミ(深津絵里)は、ある殺人事件を担当することになる。被告人は犯行が行われたときに自分は金縛りにあっていたので、完ぺきなアリバイがあると自らの身の潔白を主張。エミはそのアリバイを実証するため、被告人の上に一晩中のしかかっていた幽霊の落ち武者、六兵衛(西田敏行)を証人として法廷に召喚させるが……。
というお話です。

三谷ワールド全開で、たくさんの俳優が、カメオ状態で出ていました。贅沢ですね。
とっても面白くて、楽しくて、別れた人との思い出を大切にしている感じが、ちょっと涙を誘いました。本当に頭を使わないで楽しめるので、元気な時でも疲れている時でも、リラックスして観ることが出来ます。
弁護士のエミは、自信が無くて、いつも不安な気持ちのまま仕事をしています。確かに、使えねーって感じのドジな女性なんですけど、本当は、芯の強い、出来る女性なんだと思うけど、自信が無いから、いつも上手く回らないんです。それは、誰にでも言えることだと思うんだけど、何か一つでも自信が出来ると、歯車が合うって言うか、色々な事が上手く回っていくんですよね。何か、不思議なんだけど、運が付いてくるの。だから、なんでも良い、自分に自信が持てることを探してみて下さい。エミと同じように、人生が開けていくかも知れません。
それにしても、ある条件が揃うと幽霊が見えるって、面白いよね。私も見てみたいな。亡くなっちゃった祖父母や伯母に会えたら、亡くなったペットに会えたら、どんなに嬉しいかって思う。聞いてみたい事、たくさんあるし、怖いっていう思いは無いと思う。もし、落武者とか出てきたら、やっぱり驚くかもしれないけど、でも、話を聞いてあげたいな。だって、幽霊で居るってことは、何か思いが残っているって事だもんね。エミじゃなくても、成仏させてあげたいって思うと思うの。
でも、これだけ頭を使わないと、観た後に、ちょっと寂しいというか、物足りないような気がしてしまうのは私だけかしら。映画祭での、頭の使い方は尋常じゃなかったので、それが、まだ取れていないのかな。面白いし、満足はしたけど、あんまり自分の中に、残っているものが多くないような気がしました。
内容としては、大した事、やってないんですよね。コメディだから、当たり前っちゃ当たり前なんだけど、でも、何か物足りないような・・・。ナンだろう。人物が、たくさん出すぎて、色々な方に目が行っちゃって、落ち着かなかったのもあるのかもしれません。あれだけチョイ役で良い人がたくさん出ていると、主人公やその周りから、目が外れてしまうんです。ちょっと、贅沢過ぎるんです。
観て、とても楽しいし、笑えるし、ホッと出来る作品です。私も、お奨め作品ですが、ちょっと、残念な部分があったかな~って感じですね。内容としては、1時間半くらいで、充分な内容だと思います。
でも、まぁ、楽しいから、楽しんできて下さい。
・ステキな金縛り@ぴあ映画生活
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