先日、「ブリッツ」を観てきました。ジェイソン・ステイサムにピッタリの極悪刑事でしたよ。
ストーリーは、
ロンドン市内で警官ばかりを狙う連続殺人事件が発生。正義感が強いあまり、犯罪者に対し手荒な制裁も辞さない熱血刑事ブラント(ジェイソン・ステイサム)を追う新聞記者はある情報を入手するが、その情報提供者ワイス(アイダン・ギレン)こそが殺人鬼、通称ブリッツであることを知る。ブラントの師や同僚たちを次々と手に掛けたワイスの最終的な標的は、ブラントだった……。
というお話です。
ジェイソンのカッコよさに、ついつい押されて、文句の付けようもないほど楽しんでしまいましたが、内容としては、それほど良い作品とは思えません。ジェイソン演じるブラントは、暴力的ということで、警察内で立場が悪いみたいな事を言っていたと思いきや、広いオフィスを貰っていたり、結構、設定があやふやだったりするんですよ。

事件に関しても、連続殺人を起こすほどの動機と思えるような内容ではないし、基本的に、ブリッツと呼ばれる殺人鬼に、オーラが無いの。こんな男が、殺人鬼で恐ろしいでしょって言っても、全然恐くないし、カリスマ性も無くて、敵とは思えないんです。
ジェイソンのブラントっていうキャラクターや、警察での相棒キャラは、とっても面白いし、イケてるんだけど、敵が弱すぎだし、頭悪すぎ・・・。敵が強かったら、絶対、面白くなりそうなのにな。こういう極悪刑事物って、ダーティーハリーとかからの人気ジャンルでしょ。面白いですよね。ま、私は、ダーティーハリーを観た事が無いんですけどね・・・。(笑)会社のおっさんたちは、ダーティーハリー、大好きみたいなの。
女刑事が出てきて、幼馴染がどーのこーのでっていうくだりがあるんだけど、意味分かんなかった。この女刑事、必要だったの?このエピソード、抜いてしまっても、まったく問題が無かったと思うんだけど・・・。この女の話を抜いて、敵のブリッツの奇妙さを、もっと描けば良かったのに。ま、この女がいたから、私の好きな人が出てきたんだけどね。
好きな人って、先日観た「三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」に出ていたアラミス=ルーク・エヴァンズさんです~。今回は、この女の相談相手で出ていました。イケメン~って喜んでたんだけど、調べてみたら、ゲイだって書いてあった~・・・。(泣)(-_-;) 好きなのにぃ~。堂々とカミングアウトしてますって書いてあったの・・・。
それにしても、ジェイソン・ステイサム、少し太ったかしら。なんだか、厚着していたからなのか、動きが遅かったような気がして・・・。それとも、筋肉が増えたのか知らん・・・。今回は、裸の場面が無かったので、次回作では、脱いでねぇ~。筋肉が見たいっ!!
刑事ものとしては、ちょっと物足りないかも知れませんが、ジェイソンのアクションと、相棒との掛け合いが面白いので、私は、オススメしたいかな。でも、内容を突っ込まれると、ゴメンナサイって言っちゃうかも。時間があって、他に観る物が無い時には、ぜひ、観て見て下さいね。
・ブリッツ@ぴあ映画生活
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