先日、「プリースト」3D を観てきました。
ストーリーは、
ヴァンパイアとの戦いに勝利して生き残った伝説の戦士プリースト(ポール・ベタニー)は、ある日ヒックス(カム・ジガンデイ)という青年から、プリーストの兄家族が、絶滅したと思われていたヴァンパイアに襲われ、めいのルーシー(リリー・コリンズ)が連れ去られたことを知る。新たに人類に危機が迫っていると感じたプリーストは、活動を妨害する教会の制止を振り切り、ヒックスと共にルーシーと人類を救うため、戦いに身を投じていく。
というお話です。

アメコミっぽくて、砂漠の雰囲気がマッドマックスっぽくて、私の好きなポール・ペタニーとカール・アーバンが出ているということで、観に行ってきました。なんだか、3Dの意味が全く無かったような気がしたのは私だけ?だって、確かにナイフを投げたり、そういうのは、飛び出てきたけど、それ以外に、3Dを一切使っていないので、勿体無いなって思いました。最近、この手の、ムダな3D映画、多いですよね。

ヴァンパイアものだから、吸血する場面がたくさんあるのかと思いきや、ゾンビに襲われるようにワイワイやられるだけで、あのヴァンパイアに色っぽく血を吸われるってことはありませんでした。ちょっと残念。で、ヴァンパイアなんですが、またも”ペタペタくん”状態で、目が無くて、白くて、ぺたぺた~ってしてるの。またかよ~って思ってしまいました。このタイプしか、考えられんのかっ!!
教会が人間を守っていて、教会の指示でヴァンパイアを倒す戦士がプリーストっていう設定です。プリーストは、普通の人間の戦闘能力を極限まで引き上げて、ヴァンパイアと戦えるように訓練した人間なんですね。始まりは、このプリーストがヴァンパイアを制圧して、ある地域に閉じ込めて平和になったというところから始まります。もう、プリーストは、お払い箱で、就職活動をして仕事に就くんです。だけどね、何故だか、ヴァンパイアが逃げちゃうんだよなぁ。隠れて、エイリアンの様に、どんどん子供を作って、戦士を増やしているって話なの。
どこかで聞いたような話でしょ。そうなんです。どーも、観た事あるような、聞いたことあるような話をつなぎ合わせたような感じなんですよ。期待していたんだけど、なんともなぁ・・・。まぁ、酷い駄作と言う訳ではありません。面白い部分もあります。アクションシーンとか、プリーストの設定とか・・・。でも、のめり込む要素が無いんですよね。ちょっと残念だわ。
ヴァンパイアの設定が、イマイチ、適当で、光に当たると焼けるんだけど、日が沈むか沈まないかの薄暗い状態でも、全然大丈夫なんです。十字架やにんにくなどにも、免疫がありそうだし、というか、ヴァンパイアに知能がないような雰囲気でした。パイハザのリッカーと同じです。だから、なんか、野生動物と戦っているようで、アクションは凄いんだけど、頭は使わないんですよ。もう少し、頭脳戦も見たかったな。
この映画、2Dでやれば、もっと人が入ったんじゃないかなぁ。軽く、アクションを楽しむだけとか、そういう気持ちで観に来たと思うんだけど、3Dとなっちゃうと、割り増しになるし、メガネは重いし、結構、みんな、腰が重くなると思います。行き難いよね。
出演者は好きでしたが、映画としては、ちょっと物足りないものでしが。特に、3Dで観る意味がねぇ。2Dでやっているなら、ある程度はお薦め出来ると思いますよ。期待しないで、観に行ってくださいね。
・プリースト@ぴあ映画生活
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