今日は、お友達に誘っていただき、「スピーク」の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
売れない若手映画監督シェリーは、“呪われたホテル”で真の恐怖ドキュメンタリー映画を撮り上げ、映画監督としてのステップアップを目論んでいた。アメリカ先住民の血を引く霊能力者マリアを含む6人は、管理人の物々しい忠告を無視してホテルの内部に入リ、撮影を開始する…。人の気配もなくひとりでに開閉するドア、画面の奥を横切る謎の人影、どこからともなく聞こえてくる姿なき住人たちの囁き声(=スピーク)。一行が廃墟ホテルの呪いが本物だと気づいたときには、もう遅かった。
というお話です。

せっかく誘っていただいたけど、やっちまったな・・・って映画でした。ブレア・ウィッチから、こういうドキュメンタリー風のホラーが出来てきて、「REC」、「パラノーマル・アクティビティ」と続いて、その波に乗って、この映画も作っちゃったのかも知れないけど、何が描きたいのか、ただ恐怖を助長するだけで、面白さが無いというのが、辛かったですね。前半は、ただ、暗い中を彷徨うだけで、超眠くなりました。隣の人は、ガッツリ寝ていましたよ。
どうせホラーを作るなら、どうしてその場所に霊が漂っているのか、どうして悪魔が居るのか、何故その場所なのかの設定をキッチリして、観ている人間にわかりやすく伝えないと、全然盛り上がらないんです。それが何者なのか、観ている方も、ある程度予想が付いて、何をしてくるかの予想を立てれるようにしておいて、その予想を上回る恐さを描いていけば、驚きと恐さが増幅して、面白くなるんだけど、まったく情報を与えられずに、ただ、人が死んだとか殺されたっていうだけじゃ、だからナンなの?って感じで、恐くないんですよね。
私、ブレア・ウィッチは、面白くて怖いと思ったけど、パラノーマル~は、まったく恐くなくて、面白くなかったんですよね。だから、これも、ダメでした。だって、観ながら、ツッコミを入れたくなってしまうんですもん。もし霊に取り付かれたのなら、どうして襲ってこないの?とか、どうして呪われた場所に入るのに、護符のような霊を倒す武器を持って入らないの?とか、せっかく逃げれそうなのに、どうして逃げないの?とか、全然、ダメダメなんです。あ、一応、ネタバレじゃないように書いているので、実際の映画とは、ちょっと違うけど。(笑)
呪われたホテルの中に入って撮影していくと、1人づつ、危なくなってくるんですけど、その苦しみ方というか、霊に襲われたっぽい仕草が、どう観ても、苦しんでいるフリで、ダイコン??って言葉が出てきてしまうんです。やっぱり、眼に見えないものに襲われるとかの場合、その役者の演技の上手い下手で、全然、リアルさが変わってきてしまいますね。いかにも、1人でなにやってんの状態なので、ボーっとしてしまいました。
ゴメンナサイ。本当は、褒めてあげたいんだけど、ダメでした。全然、恐くないし、面白くない。少しでも、敵の正体が見えてくればイイんですけど、怨霊だか悪魔だか解らず、どれほどの力を持っている敵かも解らず、なんともコメントのしようが無いんです。これ、もしかして、なんかの映画のバーターだったのかしらと思ってしまうほどです。期待しないで下さいね。
・スピーク@ぴあ映画生活
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