先日、「カーズ」を観てきました。今回は、2Dで観させていただきました。なんとなく、3Dで観る意味が見出せず、2Dで観ましたが、十分楽しめました。
残念なのは、吹替えしかやっていないこと。日本語吹替えだと、せっかく世界各国の舞台でやっているのに、全部日本語になってしまっていて、悲しいです。日本の場面だと、日本語でやっている場所と英語の場所とあっただろうに、まったく判らないんですもん。面白くないなぁ・・・。やっぱり原語で観たかったな。
ストーリーは、
天才レーサーのマックィーンとレッカー車のメーターが訪れた“トーキョー”で大事件が発生。さらには、フランス、イタリア、そしてイギリスと、ワールド・グランプリで世界を旅するマックィーンたちが行く先々でスパイが暗躍。マックィーンたちは巨大な陰謀から世界を救おうと立ち上がる。
というお話です。
あのマックィーンとメーターが帰ってきました。相変わらず、トップを走るマックィーンととぼけたメーターのコンビは、今回、陰謀に巻き込まれ、世界各国を駆け回って、事件を解決に導きます。結構、この事件、大事なんですよ。今、問題になっているエネルギー問題にちょっと関わってくるかな。
ガソリンは、化石燃料だから、もうすぐ無くなるのではと言われています。だからこそ、電気自動車やハイブリッドカーが出てきたのですが、今度は原子力発電がダメということで、電気も使えなくなるとなると、いったい人間はどうやって生活していけば良いんでしょうか。新しい燃料って言っても簡単には見つけられないし、太陽光発電なんて偉そうな事言ってるけど、実現出来るなら、もう10年以上前に出来ているはずなんですよね。だって、装置は10年前からほとんど変わってないんだから。
何でも自動でやってもらうのではなく、私達の生活を、少しアナログに戻してみることも、エネルギー問題を解決する一つになるのではないかと思います。大きい会社も、電気代が高くなれば、機械を稼動するよりも、人の手を使って製造した方が安くて正確なものが出来るということが判ってくるのではないかと思います。そうすれば、雇用も増えて、景気も上向きになるかもって思います。あー、難しい方向に話が行ってしまった。
難しいけど、こんなエネルギー問題を考えるような内容が詰まっていました。あ、でも、何も考えないで、マックィーンとメーターのハチャメチャを楽しめますよ。いつもの楽しい仲間もいっしょだし、新しいスパイ達や、レースのライバルなども出てきて、面白いですよ~。
二人=二台は、強い友情で結ばれているのですが、ちょっとしたことで、ケンカをしたり、心にも無いことを言ってしまったり、心が離れてしまうこともあります。でも、深いところで心が繋がっているので、ちゃんと元に戻れるんです。そりゃ、違う人間?(車ですね。)が二人いれば、意見も二つになるし、対立することもあるけど、でも、同じじゃないからこそ、面白いし、お互いに高めることが出来るんですよね。ステキです。
面白いんだけど、私、観ていて、メーターのウザさかげんに、ちょっとウンザリでした。ちょっとやり過ぎじゃないですか?もー、うるさくて、途中、イライラしました。あれ、子供はどう思ったのかしら。劇場は、結構、一杯入っていて、子供がたくさんいたのですが、静かだったよなぁ。途中で出て行った親子はいたけど、どうなのかしら。子供の意見を聞いてみたいな。
このシリーズは、色の使い方がとてもカラフルで、子供の色彩感覚を養うのに良いのではないかと思いました。子供は、たくさんの色に接して、その中から自分の色を選んでいくんです。大人の色彩感覚を押し付けず、その子の持った色彩感覚を養ってあげることが必要なので、たくさんの色に接するのは良い事ですよね。いつも白黒の服ばかり着せていると、せっかくの色彩の才能を潰してしまうかもしれません。色に接しさせてあげてね。
そうそう、前座で、「トイ・ストーリー」のショートストーリーをやりました。パート3の後のお話で、とってもほのぼのする楽しいストーリーでした。「カーズ2」の前にやるので、遅刻しないで劇場に入ってね。見逃すと超残念ですよ。
この映画は、大人も子供も、見方によって、すごく楽しめると思います。大人は、エネルギー問題について、子供は、世界各国の雰囲気と、友情の大切さ、勇気の大切さを楽しめると思います。ぜひ、夏休みに、親子で楽しんでください。
・カーズ2@ぴあ映画生活
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