今日は、「復讐捜査線」を観てきました。
ストーリーは、
ある日、ボストン警察殺人課に勤務するトーマス(メル・ギブソン)の自宅の玄関先で、彼の娘が射殺されるという悲劇が起きる。腕利きの刑事である彼は自ら捜査に乗り出し、やがて娘が勤めていた軍事企業に絡む巨大な陰謀にたどり着く。自分の目の前で最愛の娘の命を奪われたトーマスは、度重なる捜査妨害や命の危険も顧みず突き進み……。
というお話です。
久々のメル・ギブソン主演作。待ってましたよぉ~!でも、邦題が酷い・・・。復讐捜査線なんて、古い昭和のTVドラマみたいで、題名を見ただけじゃ、観に行こうっていう気持ちにならないよ。原題は、「EDGE OF DARKNESS エッジ・オブ・ダークネス」でしょ。そのままで良かったのになぁ。
とっても面白かったです。これ、最近には珍しいほど、まっすぐな警察追跡復讐物だと思います。娘を殺した犯人を探して、どこまでも追跡する警察官と、それを阻止しようとする施設関係者や、国家機密関係の殺し屋など、話が進むに連れて、どんどん大きな陰謀が出てくるんです。そして、正義とは何か、愛とは何かって話になってくるの。息をつく暇もないほどで、誰が敵で誰が味方なのか判らなくなってくる。観たことあるようなって言えば、確かに、そうかも知れないけど、このスリルは、やっぱり止められません。面白いです。
ネタバレ出来ないから、あんまり詳しく書けないけど、どうしてアメリカって、こんなに軍事産業が悪いことばっかりしてるっていう映画しか作らないの?本当にそうだからなのかな。だって、軍事産業が、こういう映画みたいな悪いことばかりしているなら、本当に平和な地球なんて、チャンチャラおかしい話になっちゃうよ。それを映画にして、みんなが認識しているなら、国自体がもう少し考えたほうがいいんじゃないのかなぁ。軍事産業も、これほど叩かれるなら、もっと良いこともしてるよってアピールすれば良いのにね。
娘が目の前で殺されたら、父親は気が狂いそうになるでしょうね。メル・ギブソンの演技、凄かったです。目付きも変わるし、態度も変わって、観ていて、もし自分の家族が目の前で殺されたら、これほどの憎しみを持った目になるんだろうなって思いました。やっぱり上手いですね。その哀しみが伝わってきました。
少し、ネタバレになりますが、軍事企業は、核関係の研究をしているんですね。極端な例でしたが、放射能で身体がおかしくなってしまう様子が描かれています。極端に濃いモノを、摂取してしまうと、あっという間に身体がダメになっていってしまうんです。やっぱり、放射能は怖いと思いました。今、福島原発の近くでも、こういう放射能が出ていて、それを浴びて作業をされている方がいるのかと思うと、辛いです。でも、誰かがやらなければならないし、解っている人にやっていただくしかないので、施設の早い修復を願うばかりです。
色々考えさせられる映画で、アクションもサスペンスもすごくて、面白かったです。私は、お薦めしたい映画です。久しぶりのカッコイイ、メル・ギブソンを楽しんできてくださいね。
・復讐捜査線@ぴあ映画生活
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