今日は、「鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星」を観てきました。
ストーリーは、
アメストリスの首都セントラルにある中央刑務所から、服役中の囚人メルビン・ボイジャーが脱獄する。彼が操る錬金術に心奪われたエドワードとその弟アルフォンスは、メルビンの行方を追ってアメストリスの西側に位置するクレタとの国境へと向かう。やがてその昔「ミロス」と呼ばれていた、周囲をがけに囲まれたテーブルシティに到達し、本当のミロスを取り戻そうと戦うジュリアと出会い、賢者の石と思われる話を聞く。
というお話です。
ハガレンの劇場版、楽しみにしてたので、やっと行ってきました。今作は、前作と違い、原作の決着が着いてからの作品なので、設定がブレないし、観ている方もこんがらがる事もなく、楽しめますよね。
この「ミロスの星」は、コミックの11巻台話のところで起きている事件です。そう思って観ると、全てつながるので、安心して観ていられますね。
内容としては、面白いと思いました。クレタとアメストリスに挟まれたテーブルシティには、ミロスという国に住んでいた人が押し込まれていて、ミロスという国は、本当は今、クレタとアメストリスが占領している地域に位置していたという基本があって、それを奪還したいと思っているんですね。で、色々あるんだけど、誰が味方で誰が敵なのか、最後まで解らないんです。本当にミロスの事を思っているのが誰なのか、良く見極めて観てくださいね。
子供が観ても問題なく楽しめるように、起承転結がキッチリしていて、解りやすいです。戦いもすごいですし、命の大切さを描いています。人間の血を材料に精製される賢者の石が、どれほど邪悪なものなのかを、エルリック兄弟がジュリアに説くんですが、ミロスの再建に目が行ってしまっている彼女には、上手く伝わらなくて、ヤキモキさせられます。
気になったのは、絵ですね。エドとアルの絵が、たまに手抜きっぽく見えたり、ジュリアの顔が変わって(変身するのとは違います。)見えてしまい、あれ??っていう場面がいくつかありました。30分のTVアニメなら解るけど、劇場版なので、手抜きして欲しくなかったなぁ。もう少し、絵のレベルを統一して欲しかったと思います。ラストの方の戦いの場面は、鉛筆っぽいタッチがあったりして、とても良かったと思うんだけどね。
あと、キメラの意味が良くわかりませんでした。わざわざキメラを差し向ける意味がないでしょ。普通のパワーアップした人間でいいんじゃないの?狼キャラ、出したかったのかな?嫌いじゃないけどね。
劇場版ハガレンとしては、内容も面白いし、合格点と言えるのではないでしょうか。私は、ファンの方には、お薦め出来ると思います。ファン意外の方が観ると、設定自体が解らないので、ちょっと難しいかな。原作を読んでから行った方が良いかも。でも、めっちゃ面白い漫画だから、原作も読んで、映画も観る価値はあると思いますよ。やっぱり、日本人の想像力って、凄いよね。
ぜひ、劇場に観に行ってください。入場者に原作漫画の11.5巻がプレゼントされます。限定数が決まっているらしいから、早めに行ってね。楽しい4コマ漫画も付いてるよ。(笑)
・鋼の錬金術師 嘆きの丘〈ミロス〉の聖なる星@ぴあ映画生活
鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星 - goo 映画
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