今年も、フランス映画祭、無事終わりました。

今年の作品は、良い作品ばかりで、とても満足しました。豊作だったと思います。選ぶ人が変わったのかしら。それとも、たまたまかな?同じような作品が何品か並んでしまうことが結構あったのですが、今年はバラエティーに富んでいて、コメディ、アクション、サスペンス、環境ドキュメンタリー、アニメなど、色々なジャンルが楽しめて、それぞれがとても面白い作品でした。
日本公開が決まっている作品は、さすがに面白かったです。決まっているだけのことはありますよね。観ていただければ判ると思いますが、映画祭だけで終わるような作品ではありません。
[「Chantrapas」の オタール・イオセリアーニ監督です。2012年春、岩波ホール他で公開予定]
[現在公開中「セヴァンの地球のなおし方」のジャン=ポール・ジョー監督です。アップリンク他、全国順次公開中]
公開が決まっていないけど、是非、公開して欲しい作品も、多数ありました。配給が付かないかなぁ。
「6回のマリアたち」と「匿名レンアイ相談所」は、女性を元気にしてくれるような作品で、頑張ろうっていう気持ちにさせてくれる映画でした。
[観客賞を貰った「匿名レンアイ相談所」のジャン=ピエール・アメリス監督]
「消えたシモン・ヴェルネール」は、イケメンの若者が多数出ていて、ちょっと萩尾望都さんの”ポーの一族”とか”トーマの心臓”みたいな、学校の中のサスペンスチックな感じがあって、面白かったです。
[「消えたシモン・ヴェルネール」の主演、ジュール・ペリシエさん。21才ですって!!
超イケメンでした。私の希望は、「AKIRA」の鉄男役をやって欲しいなぁ。また観たい俳優さんです。]
「パリ猫の生き方」は、芸術性もさることながら、子供や大人の描写がとても面白くて、ドキドキハラハラ感は、ちょっと”ルパン三世”っぽくて、楽しめました。
あと、決まってないのは、「美しき棘」「マムート」「トムボーイ」かな。この3作は、ちょっと万人受けするかと言われると、難しいかもって答えるけど、それぞれ訴えることは深くて強くて、良い作品です。単館系なら、問題なく、観てくれる方がいらっしゃると思いますよ。特に、「マムート」は、ドパルデューやアジャーニが出ているので、出演者でも観客が引けるでしょ。
[「美しき棘」のレベッカ・ズロトヴスキ監督と、脚本家のクリストフ・ムラさんです。]
[短編映画の中の最高傑作「ピアノ調律師」のオリヴィエ・トレイナー監督]
リュック・ベッソンの「アーサー3」は、角川映画が販売に決まっているので、公開すると思うけど、何時とは書いてないなぁ。これ、面白かったですよ。1~3まで、一気に観たいなぁ。
トークショーでのポール・ジョー監督。原発反対のハチマキを福島で貰ってきたそうで、ずっと付けていました。福島原発問題を取り上げて、次回作も考えているようです。
[「美しい棘」のトークショーでのレベッカ監督とムラさんです。
今回は、とても落ち着いてサイン会も開かれ、全員のゲストにサインがいただけました。
たまたま、リュック・ベッソン監督にも、フランス映画祭の公式チャリティータンクトップにサインをいただくことができました。
リュック・ベッソン監督のサインです。名前も入れていただいたんですよ。
どの作品も、ぜひ、日本で、たくさんの人に観て欲しいと思いました。
来年も、ぜひ、今回のように開催していただきたいです。楽しい4日間でした。