【フランス映画祭】「パリ猫の生き方」 ぜひジブリに配給して欲しいような作品です。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

フランス映画祭、10作目は、「パリ猫の生き方」です。アニメーション映画です。


ストーリーは、

猫のディノは、昼は6歳の少女ゾエの忠実な飼猫、夜は心優しい盗賊ニコのパートナーという気ままな二重生活を送っていた。ある日、意を決してディノの後をつけて夜の街に出たゾエは、偶然にも悪名高いギャングのコスタとその部下たちの話を聞き、ショッキングな事実を知る。それは、仕事で忙しい母ジャンヌに代わってゾエの面倒をみてくれている優しい乳母クロディーヌがコスタの仲間の一員であるということだった・・・・・・。

というお話です。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-ネコ3

ストーリーがとても良く練られていて、すごく面白いです。フランスのジブリ作品と言っていいほど、風景にも気を使っているし、動物の動き、人間の動きなども、良く考えられていました。ネコの視線からの風景とか、子供の視点からの風景、大人の視点での風景など、どれも楽しめるし、動きが楽しいです


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-ネコ1

。盗賊のニコの動きが、猫のディノと移動する時は、ネコのような動きになるんですよ。普段は、普通の人間の動きなのにね。そこら辺にとても気を使っているなぁって思いました。母親も、仕事の時はキャリアウーマン的な動きで、ゾエといるときは母親の動きなの。一番面白いのは、クロディーヌっていう乳母なんだけど、最初は、優しい乳母かと思うような動きなんだけど、動きが怪しくなってきて、悪い人の仲間だってことが判ります。そして、この乳母、香水をすごいバンバン使っていて、動くと臭いが形になって残るような状態なの。それがアニメーションで描かれていて、すごく笑えました。こういう人、実際にいるよねぇ。(笑)


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-ネコ4

絵は、日本のアニメのように、目が大きくて可愛い感じではないのですが、とってもオシャレな感じで、ステキです。色の使い方も、ちょっと日本人の感覚と違って、おしゃれに見えるんですよね~。画像を見ていただくと判ると思うんですけど、ちょっとシャガールっぽいんです。シャガールに、ちょっとピカソの要素と、首の長い感じがモディリアーニっぽかったりするところが混ざったりしていて、そんな巨匠の要素が入った絵が動き出すというのが、すごく楽しくて、嬉しくなってしまいました。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-ネコ6

このアニメーション、ぜひ、日本でジブリなどに配給してもらって、公開して欲しいなぁ。だって、こんなにステキなアニメ、変に宣伝とかされて、良さが削がれちゃったら悲しいでしょ。ジブリならば、アニメーションのプロモーションなら、どこにも負けないような気がするんです。アニメは日本が一番と思っているけど、でも、海外のアニメも、こんなに良いものがあるのだと言うことを、日本でも知って欲しいです。本当にステキ。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-ネコ5

この映画、公開されたら、ぜひ、観に行ってください。アニメファンも、映画ファンも、楽しめると思いますよ。美術ファンの方も、色々な画家の雰囲気が味わえて楽しめると思います。

私は、超おススめ映画です。また観たいよぉ。カメ



ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-ネコ2


「フランス映画祭 2011」


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