フランス映画祭、9作目は、「この愛のために撃て」です。
ストーリーは、
病院に勤務する看護助手のサミュエルと、出産間近の妻ナディア。ある日帰宅すると、サミュエルは侵入者に突然殴られ気を失ってしまう。携帯電話の音で目覚めると、電話の向こうから妻の泣き声とともに「今から3時間以内にお前が勤める病院から警察の監視下にある男を連れ出せ。さもなければ妻を殺す」という脅迫の声が。その男とは、昨夜交通事故により意識不明の重体で病院に運ばれた、指名手配中の強盗殺人犯サルテだった。妻が誘拐された理由も分からぬうちに、必死の覚悟で犯人の要求に従うサミュエルは、やがて警察からも追われる羽目に。誰一人として味方もいないまま、妻のためにサミュエルは走り続ける・・・。
というお話です。

アクションサスペンス、すごく面白いです。なんだか、主人公の夫婦が、とってもおマヌケなんですよね。観ていて、”ええ~、そこでその行動するの??!”って思うようなことをしちゃうんですよね~。例えば、普通、奥さんが誘拐されて脅されたら、もちろん警察に言うなって言われているけど、コッソリ連絡するでしょ。その他にも、どうしてよぉって事が色々あったんだけど、ある人が味方になってくれてから、展開が早くなって、ドキドキハラハラ、面白くなります。

普通、妻が誘拐されて、まして妊娠してて臨月だったら、危ないから、警察にすぐ連絡するよねぇ。だって、途中で破水とかしちゃったら大変じゃん。子供も母親も危ないよっ!!何考えてんだよって、ムカついたよぉ。私、この奥さんだったら、帰ってきたら夫を殴っていると思うよ。アホな夫が、私と子供を危なくさせた!!って怒るのが当たり前です。ま、そんな展開が、超笑えて面白いんだけどね。これ、笑う映画じゃなくて、ハラハラドキドキのサスペンスアクションなんだけど・・・。(笑)
指名手配犯のサルテは、良くアクション映画に出ている黒人の男性で、ステキでした。強い男なんだけど、ある人間にハメられて、大怪我を負い、病院に運ばれるのですが、この展開も面白かったです。彼は、すごくカッコイイんですよ。最強の暗殺者っぽいんだけど、突然、ハメられたので、何の事件が関わっているのかも彼自身判っていなくて、サミュエルと謎を追っていきます。彼が居なかったら、サミュエルは、あっという間に死んでたね。
最初、誰がサミュエルの奥さんを誘拐したのかも判らず、どうしてサミュエルだったのかも判らず、本当に、普通のおっさんが危機に見舞われて、病院から連れ出せと言われた男性の素性も全く判らないんです。何か、事件に巻き込まれているのはわかるんだけど、それが何なのか、謎なところが、すごかったなぁ。
ラストは、どんどん追い詰められて、どうなるのか、本当にドキドキでした。でも、ちゃんとスッキリしますよぉ。やっぱり、アクションサスペンスは、最後、スッキリしてくれないと、後味悪いよねぇ。良かった。(-^〇^-)
この映画、本当に面白かったです。もちろん、こんなに面白い映画なので、日本公開は決まっています。8/6より全国順次ロードショーです。
この映画は、お薦めです。ぜひ、公開されたら観てください。楽しめます。あ、一応、PG-12なので、子供さんは止めてね。