昨日、初日に「X-MEN:ファーストジェネレーション」を観てきました。
ストーリーは、
国際情勢が緊迫する1960年代。裕福な家に生まれ、名門大学に通うチャールズ(ジェームズ・マカヴォイ)は強力なテレパシーを使うことができるミュータントだったが、自分と同じような能力を持つ者の存在に気付き始めていた。やがて強力な磁力を発生させ、金属を自在に操ることのできるエリック(マイケル・ファスベンダー)と出会う。彼らは親友となり、自分たちと同じような若者たちを探し始めるが……。
というお話です。

X-MENファンには、たまらない内容でした。前の3作品で開かされてなかった謎が全て解決しますよ。プロフェッサーがどうして車椅子なのか、マグニートーとどこで分かってしまったのか、ミスティークはどうしてマグニートーに付いたのか、ビーストはなぜ毛深くなったのか、あのヘルメットは?、あの秘密学校は?、あの増幅器は?、も~、全て解りました。スッキリだよ~。
これを観る前に、前の3作品を復習しておいたら、もっと楽しめただろうなぁ。あ、ウルヴァリンは、観なくても解りますよ。一瞬、ウルヴァリンが出るとこがあって、嬉しかったな。やっぱり、かっこいい。でも、一瞬だけですよ。まだ、プロフェッサーが若い頃には、仲間じゃなかったんです。
敵は、ケビン・ベーコン演じる、ナチスドイツの研究者なんだけど、これが、超極悪なのよ。 どうして、ナチスドイツ関係の研究者って、マッドサイエンティストなのかしら。まともな人だっているだろうになぁ。それにしても、ケビン、悪役やらせると上手いなぁ。本当に憎らしいもん。

それにしても、エリック=マグニートー、結構、タイプでした。カッコいいですよ。チャールズ・エグゼビア=プロフェッサーXとは、タイプが違って、ちょっとマッチョ系な感じで、悲しみを内に秘めている雰囲気が良いんです。チャールズは、お金持ちのお坊ちゃまで、典型的な育ちの良い人だから、あんまり面白くないのよね。人間って、もっと汚いところがあるのが普通じゃないのかな?自分達を迫害している人間を助けてあげるって、それ、どーよ。普通、人間に敵と見なされて、攻撃を受けたら、敵対するのが当たり前じゃないの?観ていて、私はエリックの行動の方が、とっても普通に思えました。

ミュータントを気味悪がって、差別するのは、人種差別問題問題に繋がっているんですよね。ドイツのユダヤ人に対する差別が根本かな。同じ地域に住んで、ただ宗教の違いによって、大量殺戮に繋がるって、恐ろしいです。同じ人間ですよ。ただちょっと違うだけ・・・。思うんですけど、差別とか迫害って、自分に持っていないものを相手が持っていたりして、ねたみや恐れから起きている部分もあると思う。ミュータントは、人間が持てないものを持っているし、ユダヤ人はヒトラーにとって、自分より優れている人種に覚えたのかもしれません。だから、恐くて、悔しくて、相手を抹殺してしまおうと思う気持ち、解らないでもないです。でも、成長した人種なら、相手を尊敬して、受け入れなければね。
いやいや、やっぱりX-MENは、面白いよなぁ。水戸黄門のように、既にわかっている話でも、面白いんですよ。何があっても正義が勝つとか、良い人は人間の味方とか、そんな人間社会ではありえない設定であっても、好きなものは好きなのよ~!!
私は超面白かったです。お勧めですよ~。アメコミ系好きな人には、めっちゃ楽しめます。観に行ってくださいね~!!
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